3日
アナ・マリア・マトゥテ『北西の祭典』*1現代企画室
9日
フランソワ・ラブレー『ガルガンチュアとパンタグリュエル5 第五の書』ちくま文庫
レイ・ブラッドベリ『お菓子の髑髏 ブラッドベリ初期ミステリ短篇集』ちくま文庫
丸谷才一『快楽としての読書 海外篇』ちくま文庫
ローテ&セーレン・ハーマ『死せる獣 殺人捜査課シモンスン』ハヤカワポケミス*4
11日
ロバート・チャールズ・ウィルスン『連環宇宙』創元SF文庫
蘇部健一『まだ恋ははじまらない…。』PHP研究所
12日
ホミサイドラボ『人殺し大百科 新装版』データハウス
17日
首藤瓜於『大幽霊烏賊 名探偵面鏡真澄』講談社
大宮信光『みんなが知りたい現代科学の大発見・大発明50』ソフトバンククリエイティブ
小林泰三『謎解き後白河法皇』PHP研究所
19日
ブレーズ・サンドラール『モラヴァジーヌの冒険』*9河出書房新社
21日
シャルル=フェルディナン・ラミュ『ラミュ作品集』国書刊行会
25日
坂口安吾『続 明治開化 安吾捕物帖』*11角川文庫
原田実『オカルトの教養』星海社新書
森晶麿『黒猫の接吻あるいは最終講義』早川書房
ベンジャミン・パーシー『森の奥へ』*12早川書房
八杉将司『Delivery』*13早川書房〈Jコレクション〉*14
未定
ミシェル・ロスタン 『ぼくが逝った日』*19白水社ブライアン・クリスチャン 『機械より人間らしくなれるか?』草思社
△『エラリー・クイーンの災難』 飯城勇三編*20論創社
チャイナ・ミエヴィル『ペルディード・ストリート・ステーション 上下』ハヤカワ文庫SF
シェリイ・プリースト『ボーンシェイカー』*21ハヤカワ文庫SF
*1:〈セルバンテス賞コレクション〉 1936年、著者11歳の時、スペイン内戦が勃発した。1953年、内戦に勝利したフランコの独裁体制は強固に続いていた。作家となったマトゥテは、〈兄弟殺し〉 とも言うべき内戦の酸鼻な記憶を、聖書に記されたカインとアベルの物語を踏まえて、本作品に形象化した。
*2:マーガレット・アトウッド/ロバート・ウィーヴァー編 40余篇の珠玉の短篇が織りなす20世紀カナダの文学模様。モーリー・キャラハンらの大御所から新世代の国際的作家キャロル・シールズ、ロヒントン・ミストリーまで
*3:何度目の延期だ
*4:また北欧警察小説か
*5:死者となった語り手が自身の死の場面から遡り、若き日の野望、挫折、愛人との修羅場など波乱の人生を語り尽くす。叙述形式にも工夫を凝らした、スケールの大きい、娯楽性あふれるブラジル文学の古典。武田千香訳。
*6:文庫オチではない?
*7:70年前、由緒正しき英国貴族の館で起こった悲劇。美しきお嬢様に仕えたメイドが語りはじめた衝撃の真相とは? 『忘れられた花園』 著者のデビュー作。
*8:「都市の不名誉な人」 として、偏見と差別の中での生活を余儀なくされた、乞食、大道芸人、娼婦、死刑執行人など中世社会の最下層階級の人々の実態を、豊富な資料を駆使して描く。
*9:〈KAWADEルネサンス〉 ベルリン〜ロシア〜アメリカ〜パリ……。あらゆる存在を破壊的して世界を駆け抜ける、光と闇の皇子モラヴァジーヌの奇想天外冒険譚。サンドラールが放つポップでキュートな旅する文学。
*10:チョコレート業界最大手「ハーシー」と「マーズ」の歴史を通して知られざるアメリカの姿を活写する企業・歴史ノンフィクションの傑作
*11:文明開化の明治の世に次々起こる怪事件。その謎を鮮やかに解くのは英傑・勝海舟と青年探偵・結城新十郎。果たしてどちらの推理が的を射ているのか?
*12:オレゴンの深い森を親子三代で訪れた教師ジャスティン。しかし、粗暴な父との衝突に加えて、見え隠れする熊の影に翻弄され―― 精神の深奥に直面した人間を描く、新鋭によるスリリングな文芸小説。
*13:原因不明のスーパーディザスターにより地球が荒廃してから十年。ノンオリジンのアーウッドは、天上に輝く月という 《神の世界》 に憧れていた。日本SF新人賞受賞作家が満を持して放つ誕生の物語。
*15:舞台は現代イギリス。何千年も前に追放された古代ケルトの神々が戻ってきた。扉が開き異界との境界線を越えて伝説の魔物たちが現れる。
*16:互いの考えがすべて聞こえてしまう世界。そこで少年はまったき静寂に出会う。これは何? 迫力、感動、謎。ビッグタイトルを独占した驚愕の三部作第一弾、ガーディアン賞受賞作。
*17:〈論創ミステリ叢書〉 戦前本格派の掉尾を飾った作家の作品集。名探偵・黄木陽平の事件簿を初集成。「日本探偵小説第三の隆盛期」に刊行された長編 『幻想殺人事件』、65年ぶりの復刊。
*18:"6つの短編からなっているが、いずれもジェーニャというひとりの主人公を中心に話が進んでいくので、1本の線ジェーニャに貫かれた「連作アンソロジー」と考えていいだろう。彼女は、お人好しで思いやりがあり、ロシア20世紀初頭「銀の時代」の詩人を博士論文のテーマにした知的な女性だ。ところが、まわりに現われる女たちがじつに巧みに嘘をつくので、ジェーニャはいつも騙されてしまう。読んでいると「いるいる。こういう人!」と納得させられてしまい、なぜか嘘をつく人に対してあまり嫌な感じを抱かない。"
*19:21歳で、ある日突然この世を去った 〈リオン〉。最愛の息子を亡くし茫然自失の日々を送る父を、〈僕〉 のたましいが見守り、寄り添う。死者の声で綴られた、喪失と再生の物語。 ゴンクール賞処女作賞受賞作。
*20:〈論創海外ミステリ〉 世界初!エラリー・クイーン贋作集。エドワード・D・ホック、J・L・ブリーン、アーサー・ポージス、F・M・ネヴィンズ、クレイトン・ロースンほか。作家にして編集者にして探偵であるエラリー・クイーンに贈る一冊。