名馬であれば馬のうち

読書、映画、ゲーム、その他。


読書、映画、その他。


2012年9月の新刊

5日

ミシェル・フーコー『知の考古学』河出文庫
池上俊一『中世幻想世界への招待』*1河出文庫

6日

三津田信三『ついてくるもの』講談社 
×ダシール・ハメット『マルタの鷹 改訳決定版』ハヤカワミステリ文庫
▽武田暁、猪苗代盛、三宅章吾『脳はいかにして言語を生みだすか』講談社 
レイ・ブラッドベリ『太陽の黄金(きん)の林檎 新装版』ハヤカワ文庫SF
レイ・ブラッドベリ『瞬きよりも速く 新装版』ハヤカワ文庫SF
ゲイル・キャリガー『アレクシア女史、埃及木乃伊と踊る』ハヤカワ文庫SF
レイナルド・アレナス『めくるめく世界』*2国書刊行会

7日

妹尾アキ夫『妹尾アキ夫探偵小説選』論創社 

10日

西崎憲『飛行士と東京の雨の森』筑摩書房

11日

ノーマン・M・ネイマーク『スターリンのジェノサイド』みすず書房

14日

三津田信三『スラッシャー 廃園の殺人』講談社文庫 
円居挽『丸太町ルヴォワール』講談社文庫 
ボフミル・フラバル『厳重に監視された列車』松籟社
オノレ・ド・バルザック『サラジーヌ 他三篇』岩波文庫
ウォルター・デ・ラ・メア旧約聖書物語 上・下』岩波少年文庫

19日

シルヴァン・ショメ/ニコラ・ド・クレシー『レオン・ラ・カム』エンターブレイン 

20日

R・A・ラファティ『昔には帰れない』ハヤカワ文庫SF
ジェニファー・イーガン『ならずものがやってくる』*3早川書房
谷崎潤一郎谷崎潤一郎フェティシズム小説集』集英社文庫
月村了衛『機龍警察 暗黒市場』早川書房 

21日

笙野頼子『猫ダンジョン荒神講談社
マリオ・バルガス=リョサ『継母礼讃』中公文庫 
平山瑞穂『僕の心の埋まらない空洞』新潮社
カルロス・フエンテス『誕生日』作品社 

22日

ロバート・クーヴァー 『老ピノッキオ、ヴェネツィアに帰る』*4作品社 

23日

島田荘司『アルカトラズ幻想』文藝春秋

24日

野坂昭如『終末処分』幻戯書房
『人類の進化 大図鑑』河出書房新社

25日

シャーン・エヴァンス『図説メイドと執事の文化誌 英国家事使用人たちの日常』原書房
池上正治『龍と人の文化史百科』原書房
アダム・ハート=デイヴィス『時間の図鑑』悠書館

26日

長谷敏司BEATLESS角川書店→延期

27日

マイクル・コリータ『冷たい川が呼ぶ 上・下』創元推理文庫
アレハンドロ・ホドロフスキー/フアン・ヒメネス『メタ・バロンの一族 下』小学館集英社プロダクション 
ヴィンシュルス『デス・クラブへようこそ』SHOPRO
エイミー・スチュワート『邪悪な虫』*5朝日出版社
エイミー・スチュワート『邪悪な植物』朝日出版社

28日

☆ロベルト・ボラーニョ『2666』白水社
佳多山大地新本格ミステリの話をしよう』講談社
佐藤賢一『女信長』新潮文庫 
スコット・トゥロー『無罪 INNOCENT』文藝春秋

29日

『ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上1』エンターブレイン

30日

金益見『性愛空間の文化史 「連れ込み宿」から「ラブホ」まで』ミネルヴァ書房

未定

☆真田啓介『英国古典探偵小説の愉しみ アントニイ・バークリーとその周辺』*6ROM 1300円+送料 ※非会員+200円
アレハンドロ・ホドロフスキー『リアリティのダンス』*7文遊社
沼野充義 『世界文学から/世界文学へ』*8作品社
『カナダ英語短篇選集 下』 
ウラジーミル・ナボコフ『プニン』文遊社
G・K・チェスタトン『法螺吹き友の会』論創社

東京創元社 2012年復刊フェア

エラリー・クイーン編 『犯罪は詩人の楽しみ』
F・W・クロフツ 『製材所の秘密』
アントニイ・バークリー 『試行錯誤』
大阪圭吉 『とむらい機関車』
大阪圭吉 『銀座幽霊』
T・H・ホワイト 『永遠の王』 上・下
A・E・ヴァン・ヴォークト 『終点:大宇宙!』
フレドリック・ブラウン編 『SFカーニバル』
ジェイムズ・P・ホーガン 『量子宇宙干渉機』

にゃ。

新訳復刊多いな。

*1:奇想天外、荒唐無稽な伝説や物語に満ちた中世ヨーロッパの世界。なぜ当時の人々は、これらの文学に熱狂したのか。狼男、妖精、聖人伝説など……その豊穣なイメージの世界への扉を開く。

*2:復刊

*3:過去と未来を自在に行き来する語りが鮮やかに切り出した、痛々しくも笑える音楽と人生の諸様相。ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞受賞の傑作文芸長篇

*4:晴れて人間となり、長じて二度のノーベル賞を受けた老大学名誉教授ピノッキオが、故郷ヴェネツィアの地に帰ってきた――。ポストモダン文学の巨人が放つ、遊び心と知的刺激に満ちた長篇小説。

*5:化学兵器を隠し持ち、オスとメスで殺し合い、人体を泳ぎ回る。世にもおぞましい“邪悪な虫”を、実際の事件、隠れた史実、美しい図版をまじえ解説。小さな命の複雑さに驚愕!100 種以上(コラム含めて)取り上げて解説!兵器や拷問道具として使われた虫、ほかの生物をゾンビのように操る虫、ナポレオンの進軍を止めたシラミまで。

*6:アントニイ・バークリーを中心に、セイヤーズ、E・C・ベントリー、ノックス、M・ケネディ、フィルポッツ、レオ・ブルースなど、英国探偵小説黄金時代を支えた巨匠たちから、W・コリンズ、ウッドハウスまで取りあげたクラシックミステリ・ファン必読のミステリ論集。※同人出版

*7:自伝:いじめ、虐待を受けた少年期、詩へのめざめ、 瑞々しくも激しい恋と友情、数々の芸術実験、オカルト的精神修行、そしてサイコテラピーの道へ。イマジネーションの力によって、ホドロフスキーは、みずからの限界を突破しつづけている……。

*8:1990年代前半から現在まで、新聞・雑誌に発表された、約20年間の文芸時評の集成。