5日
エリン・モーゲンスターン『夜のサーカス』*1早川書房
セバスチャン・フィツェック『アイ・コレクター』*2ハヤカワ・ミステリ
◯ゲイル・キャリガー『アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う』*3ハヤカワ文庫FT
6日
高橋源一郎『13日間で「名文」を書けるようになる方法』朝日文庫
平山瑞穂『出ヤマト記』朝日新聞出版
◎イタロ・カルヴィーノ『なぜ古典を読むのか』*4河出文庫
◯ジョー・ヒル 『ホーンズ 角』*5小学館文庫
10日
円城塔『オブ・ザ・ベースボール』文春文庫
都筑道夫『黄色い部屋はいかに改装されたか? 増補版』フリースタイル
ジェラルディン・ブルックス『古書の来歴 上・下』RHブックス・プラス
桑原武夫監修『西洋文学事典』ちくま学芸文庫
ラヌルフ・ファインズ『キラー・エリート』*7ハヤカワ文庫NV
11日
ジェラルディン・ブルックス 『灰色の季節を越えて』*8武田ランダムハウスジャパン
25日
風間賢二 『ファミリー・ブラッド 家族にはつねにすでにモンスターが潜んでいる!』
27日
◎トマス・ピンチョン『LAヴァイス』*13新潮社
△パトリック・クェンティン『迷走パズル』創元推理文庫
ジョアンナ・ハインズ 『殺す鳥』*14創元推理文庫
アントニー・マン 『フランクを始末するには』*15創元推理文庫
◎古川日出男『ドッグマザー』新潮社
エリス・パーカー・バトラー『通信教育探偵ファイロ・ガッブ』国書刊行会
未定
◯波戸岡景太『動物とは「誰」か?』水声社
ダニエル・ウィルソン『ロボポカリプス』角川書店
◎三津田信三『幽女の如き怨むもの』原書房
△野村直樹『みんなのベイトソン』金剛出版
△早川書房編集部『神林長平トリビュート』ハヤカワ文庫JA
◎円城塔『バナナ剥きには最適の日々』
◯皆川博子『薔薇密室』ハヤカワ文庫JA
◎イアン・マクドナルド『サイバラ・バードデイズ』ハヤカワ銀背
*1:夜だけ開く、たとえようもなく豪奢で魅惑的な夢のサーカス。そこを舞台に競い合うよう運命づけられた二人の天才魔術師を待つものとは。エイミー・ベンダー激賞の傑作ファンタジー。
*2:子供を誘拐し、父親が制限時間以内に発見できなければその子供を殺す──凶行を繰り返す連続殺人犯を、元刑事の新聞記者が追う。奇抜な構成と驚愕の結末。『治療島』 で話題を呼んだ著者の最新作。
*3:アレクシアと謎多きお腹の子を執拗に狙う吸血鬼群。人狼団とBURが打った秘策とは? ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にしたスチームパンク・シリーズ、謎解きとアクションとユーモアが彩る第4巻。
*4:卓越した文学案内人カルヴィーノによる最高の世界文学ガイド。ホメロス、スタンダール、ディケンズ、トルストイ、ヘミングウェイ、ボルヘス等の古典的名作を斬新な切り口で紹介。須賀敦子訳。
*6:文明の残骸、絶望と飢餓――極寒の地で命をつなぎ、最果ての迷宮に足を踏み入れた私は……英国新鋭の壮大にして異色の長篇小説。村上春樹訳。
*7:オマーンの族長に依頼され、凄腕の殺し屋たちは、族長の息子を殺した者たちの抹殺に向かう。迫力溢れる筆致で描く出色の冒険小説。
*8:1665年、英国の小村をペスト禍が襲った。なすすべもなく次々と村人が死んでいくなか、若き牧師夫妻は勇気ある、だが過酷な選択を提案したが……。『古書の来歴』 著者のデビュー長篇。
*9:〈エクス・リブリス〉 引退後、時計の修理屋を営むジョージ。死の床にある彼の脳裏を、行商人だった父との記憶、人生の幾多の場面が去来する。デビュー作にしてピュリツァー賞を受賞した、胸を打つ小さな大傑作。
*10:理由なき監禁、終わりなき虐待、そして忍び寄る破局の足音。謎と謎が絡みあって織りなす、奇怪なるサスペンス。世界的巨匠が映像化した話題作。(『蜘蛛の微笑』 改題・新装版)
*11:〈白水iクラシックス〉 貧富の差、巧妙な圧制、隷属状態に甘んじる文明人の精神の荒廃。数々の悲惨は、いつ、いかなる経緯で生じたのか? 『人間不平等起源論』 『言語起源論』 を収録。
*12:結合双生児として生まれたゲオルクとユリアンの波瀾に満ちた数奇な人生。ウィーンに始まり、ハリウッドと上海の二大魔都で展開する壮大かつ謎に満ちた、絢爛豪華なオペレッタ。
*13:目覚めれば死体が。んでオレを逮捕? ロスの私立探偵ドックの探索行は――? 超弩級の天才による初の探偵小説、全米ベストセラー。
*14:女流詩人キルスティンの死は、彼女が遺したという詩「殺す鳥」と関係が? 娘のサムは、詩の所在と母の死の真相を求めて動き出す。実力派作家がつむぐ英国ミステリの逸品。
*15:スター暗殺の意外な顛末を描いたCWA賞受賞作、刑事の相棒に赤ん坊が採用され捜査を行う一篇、買いものリストだけで成り立つ異色作など全12篇。奇抜で愉快な傑作短篇集。