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読書、映画、その他。


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2010年代のカートゥーン・ネットワーク・アニメの様相というか作品リスト

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というわけで目次

『アドベンチャー・タイム』が終わる。『レギュラーSHOW』も終わる。『おかしなガムボール』も終わる。2010年代のカートゥーン・ネットワーク、ひいてはアメリカのTVアニメ界を牽引してきた名作たちが立て続けに終了していく。
 果たして、今、何が起こっているのか。
 カートゥーンの、アメリカTVアニメの現在地点はどこにあるのか。

 というわけで、参考資料としてアメリカ本国のカートゥーン・ネットワークで2010年代に放映開始されて現在も放送継続中の番組と、そのクリエイターの経歴を簡単にまとめたリストを作りました。可能な限り、公式で配信してる無料エピソードも添えたよ。置いてなかった場合はクリップ映像。

『アドベンチャー・タイム (Adventure Time)』, 2010-

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 ・Pendleton Ward (1982年生、カルアーツ*1
  主な参加作品:「アドベンチャー・タイム(パイロット版)」(監督)*2→『The Marvelous Misadventures of Flapjack』(脚本、ストーリーボード:シーズン1のみ)→『アドベンチャー・タイム』(クリエイター)→『Braves Warriors』(クリエイター)→『映画 アドベンチャー・タイム』(監督)


 ペンドルトン・ウォードはカリフォルニア芸術大学で『レギュラーSHOW』のJGクインテルや『怪奇ゾーン グラビティフォールズ』のアレックス・ハーシュなどと机を並べて学んだのち*3、在学中に制作した短編『Barrista』がフレデレイター・スタジオの副社長の目に留まり、2005年から同社で仕事をするようになる。

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 2007年にニコロデオンの姉妹局であるニックトゥーンズで短編「アドベンチャー・タイム」が放映される。これがネットで話題を呼び、08年にフレデレイターのオムニバスシリーズ『Random! Cartoons』(ニックトゥーンズ)で再放送される。同番組では09年に「Bravest Warriors」の短編も放映された。
 フレデレイター・スタジオとウォードはそのままニコロデオンでの『アドベンチャー・タイム』シリーズ化を狙うが、失敗。その企画をカートゥーン・ネットワークが拾い、2010年にシリーズ化された。
 放送がはじまるや『アドベンチャー・タイム』は批評家(おとな)と視聴者(こども)双方から高い支持を受ける。数々の賞を受賞し、一話あたりの最高視聴者数が300万人に達するなどアニメ界の一大ムーブメントに成長した。だが、シーズン5の途中からウォードは精神的な疲労を訴えるようになり、シーズン6ではショーランナーを降板。現在は映画版『アドベンチャー・タイム』の企画に専念しているという。

『レギュラーSHOW(Regular Show)』, 2010-

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 ・J. G. Quintel(1982年生、カルアーツ)
 主な参加作品:『キャンプ・ラズロ』(脚本、ストーリーボード)→『The Marvelous Misadventures of Flapjack』(クリエイティブ・ディレクター*4、各話監督、脚本、ストーリーボード)→『レギュラーSHOW』(クリエイター)


 JGクインテルはかなり早い段階からその才能を認められていた。カリフォルニア芸術大学在学中に制作した「 The Naive Man from Lolliland」という短編で数々の賞を総ナメにし、フレデレイター・スタジオの創設者フレッド・セイバートからは「将来が期待されるオリジナルな才能」と絶賛される。

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(学生時代に制作した短編「The Naive Man from Lolliland」と「2 in the AM」。どちらの作品にも後に『レギュラーSHOW』のメインを務めるキャラが出演している)

 カートゥーン・ネットワークインターンとして入社し『スターウォーズ:クローン戦争』に携わると、大学卒業後はそのまま同社のプロジェクトに参加するようになる。
 『キャンプ・ラズロ』で経験を積み、若干26歳にして『The Marvelous Misadventures of Flapjack』の立ち上げに関わる。そして、大学同期であり『Flapjack』の同僚でもあったペンドルトン・ウォードの『アドベンチャー・タイム』*5と同じ2010年に自身の企画である『レギュラーSHOW』が放映開始。大ヒット。本作では自身を投影した主人公であるモーデカイの声優も担当している。
 『レギュラーSHOW』は現在放送中の第8シーズンをもって、シリーズ完結となる予定。

『おかしなガムボール(The Amazing World of Gumball )』2011-

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 ・Ben Bocquelet(1983年生)


  ベン・ボクレーはフランス生まれのフランス系イギリス人。
  イギリスの映像制作会社である Studio AKA でキャリアをはじめ、ロンドンのカートゥーン・ネットワーク・スタジオに入社。そこで『おかしなガムボール』の企画をCNに提案する。
  当初、『おかしなガムボール』は「没になったアニメのキャラたちが通う特殊学級が舞台」という設定であった。それではあまりに暗すぎると案じたプロデューサーによって、いったんはポシャりかけたものの、ボクレーは陽性のシットコム的なテイストを取り入れたヴァージョンを再提案して起死回生。
  かくして2008年にパイロット版を放映したのち、2011年から本シリーズ開始。以降、シーズン3第10話の「The Vacation」を除いたすべてのエピソードでボクレーは脚本を執筆する。2017年の第6シーズンをもって完結予定。

ティーン・タイタンズ GO!(Teen Titans GO!)』2013-

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 ・Michael Jelenic(1977年生、ロヨラ・メリーモント大学)
 主な参加作品:『ジャッキー・チェン・アドベンチャー』(脚本)→『ザ・バットマン』(脚本)→『ワンダーウーマン(ビデオ映画)』(ストーリー、脚本)→『バットマン:ブレイブ&ボールド』(ディベロッパ*6)→『ThunderCats(リメイク版)』(ディベロッパー)→『ティーン・タイタンズ GO!』(ディベロッパー)→『Be Cool, Scooby-Doo!』(スーパーバイジング・プロデューサー)


 ・Aaron Horvath(1980年生)
 主な参加作品:『Mad』(各話監督)→『ティーン・タイタンズ GO!』(ディベロッパー)→『Critters』(ディベロッパー)


 イェレニックもホーヴァスもDCコミック原作アニメを担当するワーナーの社員プロデューサー。ホーヴァスはニコロデオン・スタジオや『ルーニー・テューンズ・ショー』などを制作している 6 point harness などを経たのち現職。アニメーター出身でないイェレニックのほうは経歴がよくわからないが、割と早い時期からワーナーに所属していたっぽい。

 『ティーン・タイタンズ GO!』は元はDCのクロスオーバーコミックである『ティーン・タイタンズ』を三等身のちびキャラ・カートゥーンにアレンジしたもの。
 ティーン・タイタンズはその名の通り、十代のスーパーヒーローたちが結成したチームで、60年代の最初期にはロビンやキッド・フラッシュなどが所属していた。
 その後、何度かリブートを繰り返し、2003年にカートゥーン・ネットワークとワーナーが共同で『ティーン・タイタンズ』としてアニメシリーズを展開。このときにロビン、スターファイアー、サイボーグ、レイヴン、ビーストボーイといった『GO!』まで続くレギュラーのメンツが固定化される。
 2016年10月から第4シーズンを放送予定。ちなみに主題歌はPUFFY

『おっはよー! アンクル・グランパ(Uncle Granpa)』, 2013-

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 ・Peter Browngardt(1979年生、カルアーツ)
 主な参加作品:『フューチュラマ』(キャラクターレイアウト)→『チャウダー』(脚本、ストーリーボード)→『The Marvelous Misadventures of Flapjack』(脚本、ストーリーボード)→『Secret Mountain Fort Awesome』(クリエイター)→『アンクル・グランパ』(クリエイター)


 カリフォルニア芸術大学出身。『チャウダー』で初めて脚本とストーリーボードを担当し、後輩のペンドルトン・ウォードやJGクインテルと同じく『The Marvelous Misadventures of Flapjack』を経たのち、『Secret Mountain Fort Awesome』でクリエイターとしてデビュー。アナーキーを通り越してグロテスクの域にまで達したギャグが批評家筋から高い評価を得て複数のアニメ賞にノミネートされるも、2シーズンで打ち切り。
 この作品のスピンオフとして2013年から始まったのが『アンクル・グランパ』である。もともとパイロット版は『SMFA』以前の08年から存在していたが、なかなかシリーズ制作にまでこぎつけられず、『レンとスティンピー』のジョンKこと John Kricfalusi がキャラクターをリデザインしてようやく企画にゴーサインが出た。
 現在第4シーズンが放送中だが、次の第5シーズンで完結予定。

 彼は後進の育成にも熱心なようで、2013年には『Paranormal Roommates』(『レギュラーSHOW』の主要ライターであるベントン・コナー監督)を始めとした若手によるパイロット版のスーパーバイジング・プロデューサーを務めた。その中から出てきたのが、『クラレンス』と『スティーブン・ユニバース』。そんな縁もあってか、両作とも後に『アンクル・グランパ』とのクロスオーバー・コラボを果たしている。

『スティーブン・ユニバース(Steven Universe)』2013-

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 ・Rebecca Sugar(1987年生、スクール・オブ・ビジュアル・アーツ)
 主な参加作品:『アドベンチャー・タイム』(ストーリーボード、ソングライター)→『モンスター・ホテル(映画)』(ストーリーボード)→『スティーブン・ユニバース』(クリエイター)


  単独としてはカートゥーン・ネットワークで初の女性クリエイターにして、現代アメリカTVアニメ界で最重要プレイヤーの一人。
 
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 (09年に作った短編「singles」。すでに大器の片鱗が迸っている)

  カートゥーン・ネットワークで初めての仕事が開始されたばかりの『アドベンチャー・タイム』のストーリーボード・リビジョニスト*7。その才気が見込まれてすぐにストーリーボード担当に昇格し、第2シーズン第一話で脚本・ストーリーボードと挿入歌を担当。以降、2013年まで物語と歌曲の両面でシリーズの主要メンバーとして活躍。*82012年には『フォーブス』誌で「エンタメ業界における三十歳以下の三十人」に選出される。
  彼女の Tumblrにわかりやすいのだけど、『ウテナ』や『セーラームーン』や90年代の日本産学園アニメに濃厚な影響を受けた人で、『アドベンチャー・タイム』時代から主人公にセーラームーンのドレスを着せたり予告アートが完全にウテナだったりとまあやりたい放題だった。

  そして、2013年に満を持して『スティーブン・ユニバース』を開始。パイロット版を2013年7月に放送してから12月の本放送までわずか四ヶ月で、CN上層部からの期待も高かったことが伺える。内容はどうみてもウテナ。完全にウテナ。サンキュー。
  本作には女性の同性愛要素も混じっており、2016年にはシュガー自身もバイセクシュアルであることをカミングアウトした。

『ぼくはクラレンス!(Clarence)』2014-

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 ・Skyler Page(1989年生、カルアーツ)
 主な参加作品:『Secret Mountain Fort Awesome』(ストーリーボード・リビジョニスト)→『アドベンチャー・タイム』(ストーリーボード)→『ぼくはクラレンス!』(クリエイター)


 史上最年少でカートゥーン・ネットワークのクリエイターに昇りつめた天才にして、業界最大の闇。

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(カルアーツ在学中に制作した短編 Girl’s Wallet と The Crater face)

 カリフォルニア芸術大学卒業後、『Secret Mountain Fort Awesome』でストーリーボード・リビジョニストとしてキャリアをスタートさせる。『アドベンチャー・タイム』では早くもストーリーボードに昇格し、主要なエピソードを担当。
 2013年に発表した『クラレンス』のパイロット版がその年のエミー賞にノミネートされて話題となり、2014年に本放送開始。この時、ペイジは若干24歳*9レベッカ・シュガーを超えてカートゥーン・ネットワーク史上最年少のクリエイターとなった。

 しかし順風満帆かに見えたペイジをスキャンダルが襲う。
 2014年、『クラレンス』でストーリーボード・リビジョニストとして従事していた女性スタッフからセクハラで告発されたのだ。このとき彼は精神的に病んでいたらしいのだが、セクハラの言い訳になるはずもない。子ども向け番組としてはあまりに致命的なスキャンダルであり、カートゥーン・ネットワークは即刻ペイジの解雇を決める。将来を嘱望されたアニメ界のワンダーボーイの声望は、一夜にして地に落ちたのである。
 番組はペイジの盟友でクリエイティブ・ディレクターを務める Nelson Boles へと引き継がれた。
 以後、彼の行方は杳として知れない……かと思われていたが、コメディ・セントラルの『TripTank』なるお笑い番組のアニメーション担当監督してひっそり復活していた。

トムとジェリー・ショー(The Tom and Jerry Show)』, 2014-

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  ・Bob Jaque(??年生)
 主な参加作品:『The Care Bears Movie』(アニメーター)→『イウォーク物語』(キャラクターレイアウト)→『The Adventures of Teddy Ruxpin』(キー・アニメーター)→『レンとスティンピー』(各話監督)→『The Baby Huey Show』(クリエイター)→『アンクル・グランパ』(各話監督)


  ボブ・ジャックは80年代からTVアニメーションの第一線で活動してきたベテラン・アニメーター。彼のことはよくわかんないんですが、『ポパイ』とフライシャー兄弟の作品のマニアで個人的に研究ブログもやってる、おそらくおもしろいおっさん。
  本作では同じくベテランである Darrell Van Citters(1956年生、『ルーニー・トゥーンズ』や『HiHI パフィー! アミユミ』などを監督)が全話監督を務めている。

  こういう作品がやっていると、もともとはハンナ・バーベラの子会社だったカートゥーン・ネットワークの出自が思い出されたりなんかします。そのハンナ・バーベラはワーナーに吸収合併されたわけで、DCとワーナーのコラボヒーローアニメをCNでやっているのはそんな事情も絡んでたりする。

『Mighty Magiswords』, 2015-

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 ・Kyle A. Carrozza(1979年生、アート・インスティテュート・オブ・フィラデルフィア
 主な参加作品:『Fanboy & Chum Chum』(ストーリーボード・リビジョニスト)→『Danger Rangers』(ストーリーボード)→『スイチュー! フレンズ』(ストーリーボード)→『劇場版スポンジ・ボブ:海のみんなが世界を救Woo!』(キャラクター・レイアウト)→『Mighty Magiswords』(クリエイター)


 アニメーションはもちろん、声優・作曲・3Dモデリングまでこなす多才の人。高校生のころからスタジオに出入りして『アニマニアックス』を手伝ったりしていたそう。あまり、アニメーターとして王道を歩んでおらず、最初に入社したスタジオがアニメ制作をやめたせいでクビになったり、ディズニーやニコロデオンなど数社を渡り歩いてストーリーボードを担当したり、コミックを作ったりととにかく掴みどころがない。
 本作は中世ファンタジーの枠組みでナンセンスギャグをやるノリっぽい。

『ぼくらベアベアーズ!』,2015-

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 ・Daniel Chong(1978年生、カルアーツ)
 主な参加作品:『ボルト』(ストーリー・アーティスト)→『カーズ2』(ストーリーボード)→『ロラックスおじさんと不思議な種』(ストーリーボード)→『怪盗グルーのミニオン危機一発』(ストーリーボード、クレジット無し)→『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』(ストーリーボード)→『ぼくらベアベアーズ』(クリエイター)


  ほぼ同年代の苦労人カロッツァとは対象的にダニエル・チョンはディズニー、ピクサー、イルミネーション・スタジオというアニメ映画トップクラスのスタジオで仕事をしてきた超エリート。『インサイド・ヘッド』にも関わったという。
  そんな彼がピクサーに在籍していた2010年にブログで発表した web コミックが『The Three Bare Bears』。
 
The Three Bare Bears

  このコミックを原型として2014年にパイロット版が作られ、2015年から『We are Bare Bears』として本放送開始。ゆるい作風がウケたのか、クリエイターの毛並みに対する信頼性からかはわからないが、翌年にはNHKのBSでも放送がスタートした。

『バッグス! ルーニー・テューンズ・プロダクション(Wabbit)』, 2015-

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Erik Kuska(1972年生、ノーザン・イリノイ大学
 主な参加作品:『ヘラクレス』(アニメーター)→『プリンス・オブ・エジプト』(アニメーター)→『スピリット』(アニメーター)→『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』(アニメーター)→『ザ・シンプソンズ・ムービー』(キャラクター・レイアウト)→『アメリカン・ダッド』(ストーリーボード)→『バッグス!』(クリエイター)


 タイトルの通り、『バッグス・バニー』のリブートというかリメイクというかリ・イマジネーションというか。ともかく「ルーニー・テューンズ」シリーズの最新作。

 クリエイターのクスカは90年代から活躍してきたベテラン。キャリア最初期にはディズニーの『ヘラクレス』に携わったものの、斜陽のディズニーに見切りをつけたのか設立されたばかりのドリームワークス・アニメーションへ移籍して『プリンス・オブ・エジプト』などに参加。
 その後、FOXの仕事でTVアニメ業界入り。『アメリカン・ダッド』の主力ストーリーボード・アーティストとして名を挙げ、2013年にワーナーでプロデューサー職を得る。

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 (デモリール。一線級で仕事してきたことが窺い知れる)

 カートゥーン・ネットワークでは完全新作を若い世代に賭ける一方で、こういう昔からある鉄板IPについては熟練した職人に任せる傾向にあるようだ。

『Bunnicula』, 2016-


Bunnicula | Bitten By Bunnicula | Boomerang UK


 ・Jessica Borutski(1983年生*10*11
 主な参加作品:『レンとスティンピー』(アニメーター)→『ルーニー・テューンズ・ショー』(キャラクターデザイン)→『Shazam!』(各話監督)→『バッグス!』(キャラクターデザイン、各話監督)→『Bunnicula』(クリエイター)


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(2006年の自主制作短編「I Like Pandas」)

本人のブログ。

 現在展開している「ルーニー・テューンズ」プロジェクトにおける主要人物で、ルーニー・テューンズ系のキャラクターデザインを担当している。石油会社のイラストレーターを経て、『レンとスティンピー』などを作ったアニメ会社 Spümcø でアニメーターのキャリアをスタートさせ、現在はワーナー所属。
 『Bunnicula』は人気子ども向け小説が原作であるが、やはり「今のルーニー・テューンズ」っぽい絵柄。

パワーパフガールズ(The Powderpuff Girls)』2016-

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 ・Nick Jenningsサンノゼ州立大学)
 主な参加作品:『ロッコーのモダンライフ』(アートディレクター、脚本、背景ペインター)→『ブレイブ・リトル・トースター(映画)』(背景ペインター)→『スポンジ・ボブ』(ディベロッパー、アート・ディレクター)→『The Marvelous Misadventures of Flapjack』(背景ペインター)→『アドベンチャー・タイム』(アートディレクター、スーパーバイジング・プロデューサー、タイトルカード・ペインター)→『レギュラーSHOW』(背景ペインター)→『パワーパフガールズ』(エグゼクティブ・プロデューサー、監督)


 TVアニメ界の巨魁、ニック・ジェニングス。「『スポンジ・ボブ』の立ち上げに参加し、『アドベンチャー・タイム』と『レギュラーSHOW』で背景やってるのだいたいこの人」といえばその偉大さの一端が伝わるだろうか。
 92年にニコロデオンに入社して地位を築いた後、08年ごろにカートゥーン・ネットワークへアート・ディレクターとして移籍。CNでは『Flapjack』、『アドベンチャー・タイム』、『レギュラーSHOW』と人気番組の雰囲気づくりに大きく貢献した。
 それこそ2000年代後半のカートゥーン・ネットワークの画調と雰囲気を決定づけたマクラッケン亡き後(死んでないけど)の『パワーパフガールズ』は総監督のジェニングスを始めとした多頭体制で仕切るようだが、どう転ぶのか。
 Wired の記事によると、ジェンダー的な要素が増しましされたポリティカルな内容になるっぽいけれども。『スティーヴン・ユニバース』を睨んでのことか。
 
パワーパフガールズが帰ってきた──最高のタイミングで!|WIRED.jp



DVD出してくれるぶんだけ『アドベンチャー・タイム』はありがたい……神のようだ……。

*1:カリフォルニア芸術大学

*2:Random Cartoon! というオムニバス作品のうちのひとつ

*3:彼らとはカートゥーン・ネットワークの『The Marvelous Misadventures of Flapjack』で一緒に脚本・ストーリボードとしてまた机をならべることととなる

*4:クリエイターの代わりにシリーズ全体を監督する役割

*5:インテルは『アドベンチャー・タイム』の脚本も書いている

*6:原作付きの場合のクリエイターに相当

*7:作監のコンテを直す補助みたいな役割

*8:『スティーブン・ユニバース』後も歌曲を提供しつづけている

*9:IMDBでは1987年1月生まれとされているが、彼のブログなどを確認するかぎり1989年10月生まれが正しい

*10:http://murdogb.blogspot.jp/2006/11/jessicas-birthday.html

*11:詳しい学歴は不明だが、『レンとスティンピー』に関わった時点で20歳だから、おそらくは高卒叩き上げ。