名馬であれば馬のうち

読書、映画、その他。


読書、映画、その他。


2013年5月の新刊

10日

ロアルド・ダール『あなたに似た人 新訳版 1・2』ハヤカワ・ミステリ文庫

11日

井上靖,松本清張,吉行淳之介『追悼の文学史講談社文芸文庫
◎パトリック・デウィット『シスターズ・ブラザーズ』*1東京創元社

13日

ユベール・マンガレリ『おわりの雪』白水社 
マックス・バリー 『機械男』*2文藝春秋 

14日

ショーペンハウアー『読書について』*3光文社古典新訳文庫
鮎川哲也『ベストミステリー短編集 完璧な犯罪』光文社文庫

16日

☆江波光則『スピットファイア 魔術師スカンクシリーズ 2』星海社FICTIONS
『Trevor Brown GIRLS WAR/トレヴァー・ブラウン 女の子戦争』*4河出書房新社

17日

☆江波光則『鳥葬 〜まだ人間じゃない〜』GAGAGA文庫
◎ディーノ・ブッツァーティ『七人の使者・神を見た犬 他13篇』*5岩波文庫
ナサニエル・ウェスト『孤独な娘』*6岩波文庫


20日

アシュレイ・ウッド『ゾンビvsロボット』*7パイインターナショナル

21日

古川日出男『南無ロックンロール二十一部経』河出書房新社 

22日

☆シギスムンド・クルジジェノフスキィ『神童のための童話集』*8河出書房新社  
☆マルク=アントワーヌ・マチュー『神様降臨』河出書房新社

28日

宮内悠介『ヨハネスブルグの天使たち』早川書房

30日

ネレ・ノイハウス『白雪姫には死んでもらう』創元推理文庫

31日

ドン・デリーロ『天使エスメラルダ 9つの物語』新潮社

未定

ロジェ・カイヨワ『カイヨワ幻想物語集 ポンス・ピラトほか』*9景文館書店

*1:世界の読書界に一大旋風を巻き起こした、ブッカー賞最終候補作。

*2:機械を愛するあまり自分を機械化した理系オタク技術者を軍事企業が狙う。初めてできた彼女を守るため、機械男は死地へ赴く。

*3:「読書とは自分の頭ではなく、他人の頭で考えること」、「多読に走ると、自分の頭で考える力が失われてゆく」。読書の達人であり一流の文章家だったショーペンハウアーの痛烈かつ辛辣なアフォリズムが炸裂する。読書好きのあなたへ贈る知的読書法

*4:今度は革命だ! トレヴァーの少女たちが一斉に武装蜂起。ロリータ桃源郷ジパングに漂着した英国人画家が楽園の安寧を乱す世界へ向けて描く渾身の21世紀革命絵図。

*5:不条理な世界の罠に嵌められた人間の不安と苦悩。人生という時の流れの残酷さ、死や破滅への憧憬など、人間をとりまく状況の不可知性を、象徴的・寓意的手法で描いた15の短篇。今日雑物の一切ない、イタリア幻想文学の精華。脇功訳。

*6:新聞の身の上相談欄を担当する 「孤独な娘(ミス・ロンリーハーツ)」 は、投書者の手紙に対応しているうちに、彼らの悲惨さにのめり込んでいく。1930年代のアメリカ、そこには現代人の苦悩が集約的にあらわれていた。孤高の作家の代表作。丸谷才一訳。

*7:画集

*8:長く歴史に埋もれ、近年、再評価がすすむ1920-30年代ロシアの異才クルジジェノフスキィがその可能性を凝縮させた初期作品集。円城塔氏、推薦。驚くべき奇想と哲学の融合

*9:ある朝、ユダヤ総督ピラトの前にイエスが連れ出される。無実のイエスを死刑に処してよいのか? ピラト苦悩の一晩を通して、臆病な人間が勇気をもって正義を決断するメカニズム、宗教の本質、十字架刑の根本的な意味を追求した表題作ほか、「ノア」 「怪しげな記憶」 「宿なしの話」 の全4篇。