名馬であれば馬のうち

読書、映画、その他。


読書、映画、その他。


村に捧げるアリ・アスター全短編レビュー

"In fact, I've described the film as a horror movie about codependency. I guess I hope that people will feel unsettled.”

https://refinery29.com/en-us/2019/07/235908/midsommar-hereditary-connection-cult


前回までのあらすじ

 某村映画のスペシャリスト氏から「アリ・アスターの全短編オンライン上映会やろうぜ」と誘われ、何それ超楽しそうやるやる〜〜〜と軽々に応じたものの、爆睡して約束の時間に間に合わなかったため、反省の印としてアリ・アスター全短編レビューを己に課した。
 そのためにアリ・アスター全短編読本『”I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSETTLED.”』(映画パンフは宇宙だ)を取り寄せたりなんかもした。なるべく内容がかぶらないようにがんばります。

pamphlet-uchuda.stores.jp
 

 それにしても”I hope that people will feel unsettled”(みんな不安になってくれればいいな)とはいいことばですね。エドワード・ゴーリーはかつて(うろおぼえですけれど)「私は毎日目覚めてベッドから起き上がるときに世界に対してとてつもない不安を催す。私の本を読んだみんなにも同じ気持ちを味わってほしい」と述べ、矢部嵩は(これまたうろおぼえなのですけれど)「読者に傷跡を残したい」といいました。
 わたしたちは不安にならなければならないとおもいませんか。今でも十分不安でしょうけれど、もっと不安になるべきだとおもいませんか。
 バルガス・リョサは「不完全な世界を補うために書いている」といいましたけれど、わたしたちの世界が不完全なのは不安が足らないせいなのではないですか。
 わたしたちは普段あらゆる手段を尽くして安心を買っていて、そのせいで常に不安に欠乏しているのです。
 でも嘆くことはない。少なくとも2020年の不完全な世界にはアリ・アスターがいる。全短編がネットで公開されている。金にも時間にも贖えないものが、そこにはある。

The Strange Thing About the Johnsons(2011)

vimeo.com

 息子が父親をレイプする(しかも黒人家庭)という衝撃的な内容で公開直後から話題を呼んだ問題作。アメリカン・フィルム・インスティチュートの大学院課程在籍中に撮ったもの。
 アリ・アスター本人的には「アメリカン・フィルム・インスティチュートじゃ学生はみんなハリウッド志向だったし、学校で見せられる作品もポリコレ映画ばっかで、じゃあそういう学校で作れる最悪な映画ってなんだろうな、って考えたときに思いついたのが『息子が父親をレイプする映画』だった」らしく、アリ・アスターが人をいやな気持にさせることしか考えてなかったことがよくわかる。
 現状確認できるアリ・アスター最古の作品であるけれど、作家としてのシグネイチャーはこのときから刻印されている。印象的な色使いやルック、時々出てくる箱庭感のある画、炎のモチーフ、叫ぶ母親(父と子の話になると思わせといてやっぱり母と子の話になっていく)など、いずれも長編デビュー後のテイストを伺わせる。
 でも、なによりアリ・アスターっぽいな、とおもったのはクライマックスで唐突に登場する白いバン。このバンがまたバカみたいに白い。安い。場面自体の茶番感と合わせてどう見てもギャグだろ、ギャグとして撮ってるだろ、という感じがする。
 冒頭の写真撮影シーンのビリー・マヨの表情などの顔芸も充実していてヨシ。

TDF Really Works(2011)

vimeo.com

 AV Club 誌曰く「アリ・アスターの短編フィルモグラフィから埋葬された一作」。もともと、Funny or Die というアダム・マッケイやウィル・ファレル(『おれたち〜』シリーズや『マネー・ショート』のコンビ)が作ったコメディ動画制作サイトに寄せられたものだったらしい。
 内容はちんこで屁をこけるようになる器具の宣伝(通販番組パロディ)。やりかたを間違えるとちんこが破裂します。
 まあ、くだんないしおもしろくもないんだけど、アリ・アスターの性器に対する興味はもはやオブセッションに近いのではないかとも思えてくる。
 ちなみに主演ふたりのうちの片方がアリ・アスター

Beau(2011)

vimeo.com


  The Strange Things About The Johnson’s で父親役を演じたビリー・マヨが再登場。The Strange Things〜に輪をかけてかわいそうな目にあっていく。
 話としては、やたら心配性な男(どうやら不眠症であるよう)が紛失した鍵を盗難されたものと思い込んだことから侵入者の恐怖に怯え、どんどん強迫観念をエスカレートさせていくというもの。
 衝撃的なラストカット含めアリ・アスター全短編中でもいちばん謎めいていて、多様な解釈を呼ぶ一編となっている。いろいろおかしな点は多いのだ*1が、個人的には庭も観葉植物もないアパート住まいの主人公が高枝切りハサミを所持しているのが地味に気になった。
 神経症的なホラーを通して「母と子」のディスコミュニケーションが描かれ、それが世界の崩壊に直結していくのは『へレディタリー』っぽいといえるかもしれない。また「鍵」とモチーフをうまく回して、世界に対する不信感をよく醸し出している*2
 六分程度と短く、キャッチーな奇妙さに溢れていていかにも”アリ・アスターっぽい”ので、全短編中で一番親しみやすい作品かもしれない。
 アリ・アスターがちょっとだけ出てる。

Munchausen(2013)

vimeo.com

 全編サイレント。大学進学のために巣立ちする息子に対して母親が寂しさと独占欲? から食事に毒薬を混ぜ、息子を昏倒させてさせてしまい……という内容。タイトルの意味は今更説明する必要もないだろう。タイトルのクロスステッチ刺繍は『ミッドサマー』のオープニングを彷彿とさせる。
 Youtube でのアップ元の VICE によると”PIXAR-inspired”だそうで、本作の舞台裏(?)を描いた(??)”Untitled” でも「ピクサーに影響を受けた」と自分の口からいっているので、そういう前提でよいのかな。
 実際に冒頭の五十年代風のルックや息子の部屋の内装、「(成長による)旅立ちと別れ」といったセッティングなどは『トイ・ストーリー』を想起させずにはいられない。
 しかし、そこはアリ・アスター。バカ正直に「いい話」など作るわけもない。過剰な愛*3は呪いとなって子どもを蝕むだろう。全短編中では「母親と息子のトキシックな関係」というアリ・アスターにおける代表的モチーフがもっともよく現れている一作となっている。
 ショットは以前に比べてもより洗練されており、ただ観ているだけでも目に楽しい。

Basically(2013)

vimeo.com

 元はニューヨークの映画祭(第五十一回ニューヨーク・フィルム・フェスティバル)の「次世代の監督を発見する」というお題目の企画に応じて作ったもの*4で、アリ・アスターのライフワークである〈ポートレイト・シリーズ〉のひとつ。”C’set La Vie”とかもそう。完全にカメラを固定して、人物も極力動かさないことで絵画や写真のような印象の画作りを行い、さらに主演俳優を画面の向こうの観客に向かって語りかけさせるスタイルなどがシリーズに共通している。
 本作の中身としては金持ちのお嬢様で若手女優役のレイチェル・ブロスナンが母親や恋人や役者人生について延々とひとりがたりする、という趣向。とにかくとりとめのないエピソードを並べていくため、全短編中でも要素やテーマを抽出しづらいが、宗教や母親を否定しながらも親から与えられた豪邸での生活から独り立ちすることのできない若手女優の焦燥と憧憬が常に反映されているとも見られる。彼女が俳優業をやっているのも演じることで「甘やかされた金持ちのお嬢様」という自分をしばる枠から抜け出して別人になれる(演技と演技に対する世間の評価療法を通じて)からではないか。
 無理やり長編デビュー後のアリ・アスターの文脈につなげてしまえば、家族に呪縛された若者が別の自分に「脱皮」する、というところか。まあ『ミッドサマー』も『へレディタリー』も脱皮したところで別の地獄なんですが、はたして本作の主人公が俳優として成功を得たときはどうなるのだろう?

Untitled(2012)

vimeo.com

 『”I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSETTLED.”』では「〈ポートレート・シリーズ〉の一作目」とされているが、同書付属のQRコードから飛べる公式チャンネルでは「The first installment of Ari Aster's Portrait Series.」と書かれており、消失してしまったアリ・アスターの公式サイト? では、The Turtle’s Head こそが(Basically, C’es La Vie に続く)三番目の〈ポートレート・シリーズ〉であると謳われていた、という情報もあって、なにがなんだかわからない。
 それはさておき内容だが、「Munchausen」の資金繰りに困ったアリ・アスターとプロデューサーのアレハンドロ・デ・レオンがキックスターターで支援を呼びかける動画を撮っていた別の映画制作者を拉致し、彼の映画の代わりに自分たちの映画に投資するようバッカーたちに呼びかけろと脅す、というもの。一発ギャグのようなもので評価しづらい。
もともとは「Munchausen」のクラウドファンディングキャンペーンに使われた動画で、同キャンペーンサイトには拉致された映画制作者に関する続報(といっていいのか)もある。
 そうした制作背景を鑑みるに、やはり〈ポートレート・シリーズ〉のうちではないように思われるだけれど。

The Turtle's Head(2014)

vimeo.com

 四六時中エロいことしか考えていない私立探偵の男が水産会社の不正を探って殺されたらしいジャーナリストの死についての調査を請け負うも、捜査の途中で自分のちんこがみるみる縮んでいっていることに気づき、事件そっちのけでその治療法を探す話。話か? これ?
 全体的にはコメディタッチ。
 TVドラマ版の『探偵マイク・ハマー』の主演だったときのステイシー・キーチを醜く老いさせたような主人公からもわかるとおり、キャラクター造形から画作りに至るまで古典的なハードボイルド探偵映画をパロディし、アメリカ人男性の理想としてのタフで、ダンディな私立探偵像を徹底的にコケにしている。
 縮小していくちんこが股間に吸い込まれ(=去勢されて)、アイデンティティが崩壊し、廃人になってしまうというオチは……あ、オチ言っちゃいましたけど……ひねりがないといえばひねりがない。
 しかし、ここで『C’est La Vie』(後述)で語られるフロイトの unheimlich の理論を借りれば、「home(ちんこ) だったものが unhome(ちんこじゃないものに) になってしまう」という、アメリカの*5白人男性が感じている居心地の悪さ、あるいは自分たちの時代が失われていくことへの恐怖を描いたタイムリーな寓話として見ることもできるのかも。

C’est La vie(2014)

vimeo.com

 “Basically”と同じく〈ポートレート・シリーズ〉のひとつ。
 薄汚いホームレスのおっさんが観客に向かって文明や現代人に対する悪態をつきまくりながら、以前はある会社のエグゼクティブだっただの、市長選に立候補したことがあるだの吹かしまくるが、どうみても狂人の戯言にしか見えない。彼はノンストップでおしゃべりを続けながら、ある一軒家に侵入し……といった内容。
 本作はラストカットのセリフに集約される。

フロイトは恐怖がいつ起こると言ったか。慣れ親しんだはずのものが自分の知らないものになったときだ。それを”不気味なもの”と呼んだ。*6この場所が正にそうだ。時代も国も何もかもが”不気味なもの”だ。」
(滝澤学訳, p69,『”I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSTTLED”』)



 これを The Turtle’s Head のときと同じように、アメリカ白人男性の断末魔のスケッチと見なすこともできる。しかし、ホームレスがマシンガンのように放つスマホ批判などはまるで生産性のない一方で不思議と共感をさそうし、彼が「もし市長になったらやること」のリストは明らかにむちゃくちゃだけれど一抹の痛快さも持つ。
 いきとしいけるいけるもの全員が幸せとはいわないまでも、そこそこ便利に暮らしているはずのに、どこか閉塞している。そんな現代文明に対する根拠不明のいらだちが、home であるはずの世界を unhome にしていく。どこもかしこも居心地の悪い部屋で、誰も彼もがよそものだ。それでも「ここで小便をして、クソをして、ファックをして、最後は死ぬ」しかない。「ここにいる誰もが自分はこんな地獄に落ちると思っていなかった」*7だろうに。
 わたしたちの人生と本作におけるホームレスの生活は不安という一点で共鳴している。

*1:べランドの窓がなぜかいつも開いていたり、オポッサムを目撃してからやたらオポッサムに取り憑かれてクロスワードパズルに「Possum」と書きまくったりどっからどう見ても近所の住民や警察の対応が異常だったり、強盗が突き出したナイフをボーの身体が跳ね返したり

*2:ラストに出演する生き物の名前にも注目しよう

*3:家庭内における母親の不全感の発露でもある

*4:ちなみに同企画にはデイミアン・チャゼル、『アイ・キル・ジャイアンツ』のアンダース・ウォルター、『One week and a Day』のアサフ・ポロンスキー、『モータウンの魔法』のジョシュ・ウェイクリー、ベテランのマイケル・アルメレイダなどが参加していた。

*5:あるいは世界のマジョリティ男性と換言してもいいのかもしれませんが

*6:He says it’s when the home becomes unhome like, Unheimlich.

*7:滝澤学訳, p67,『”I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSTTLED”』

四月に遊んだゲーム:『グノーシア』、『Ori and the Will of the Wisps』、『Life is strange 2』、『Final Fantasy VII REMAKE』他

 いつのまにか映画を観られない世の中になってしまって、本も読めない気分になってしまいました。しかし、かなしむことはない。そういうときはゲームがあります。
 というわけで、四月はずっとゲームを遊んでいたのです。
 基本的には全作おもしろかったのでオススメです。


f:id:Monomane:20200506144733p:plain

One Step from Eden(Steam/Nintendo Switch

www.youtube.com


 『ロックマンエグゼ』と Sly the Spire と弾幕シューティングを三神合体させた結果、人智ではとても及ばない化け物が生まれてしまいました。ドクターマンハッタンも戦慄する現代の原爆、それが One Step from Eden です。
 速い、そして多い。とにかくじっくりと勘案べきことが山のようにあるのあるだけど、それを吟味している余裕がまるでない。
 超高速で放たれる敵の攻撃を交わしつつ、ぼんやりと組み立てたデッキを「このカードの効果ってなんだったっけ?」となにもかもあやふやなままぶん回し続ける行為は現生人類のCPUではとても処理できないフロウであり、ゆえにこのゲームを超克したプレイヤーは楽園が約束されるのです。
 サントラが最高。

Ori and the Will of Wisps(Steam/Xbox One

 あの大傑作 Ori and the blind forest の続編にして完結編。戦闘要素が大きく追加され、前作では妖精をセントリーガン代わりにしていたオリくんが今作では自ら剣をふるって敵を虐殺します。逃げるだけだったボス戦も戦いがプラス。
 デザイン的には見た目以上に大きく変わったのですが、プレイフィール、なにより「マジでもう無理とおもったステージをギリギリで切り抜けたときの麻薬的快感」は失われておらず、むしろボス戦の絶望感が深いだけ強化されている気すらします。
 それぞれのステージに配置されたヌシたちがかわいいのもいいですね。おっきなくまさんも出ます。
 物語面でも続編としてエモーショナルかつ巧緻なものに仕上がっており、〜 blind forest ともども Steam のスターターパックに入るべき逸品といえましょう。
 サントラがめちゃいい。

Ori and the Will of the Wisps (Original Soundtrack Recording)

Ori and the Will of the Wisps (Original Soundtrack Recording)

  • 発売日: 2020/03/10
  • メディア: MP3 ダウンロード


あつまれ どうぶつの森(Switch)

www.youtube.com


 思想を持たない人間にはつらいが楽しくはある。なぜならやることが多い。

あつまれ どうぶつの森 -Switch

あつまれ どうぶつの森 -Switch

  • 発売日: 2020/03/20
  • メディア: Video Game


リングフィット・アドベンチャー(Switch)

www.youtube.com

 健康になった。ステージが多い。

リングフィット アドベンチャー -Switch

リングフィット アドベンチャー -Switch

  • 発売日: 2019/10/18
  • メディア: Video Game


ことばのパズル もじぴったんアンコール(Switch)

www.youtube.com

 いまさらやるものでもないかな。サントラは至高。

ことばのパズル もじぴったんアンコール -Switch

ことばのパズル もじぴったんアンコール -Switch

  • 発売日: 2020/04/02
  • メディア: Video Game


Final Fantasy VII REMAKE(PS4

www.youtube.com

 総評としては世の流通している言説にいまさら付け加えるようなことはないです。スターウォーズのEP7みたいな作品だと思います。旧来ファンにたっぷりサービスしつつ、新規ファンにも間口を広く取ってーの、旧作とは決定的に違う展開を予感させる。
 その予感に世間は賛否両論なわけですが、わたし個人としては期待を抱いています。というか、あのボリューム感を保ったままオリジナルを忠実になぞるのはそりゃストーリー的にもシステム的にも無理だろっていう話でもあるし。
 スラムとか廃墟の描写は最高クラスというか最高そのものだろこれ、といった感じで、特に神羅本社に乗り込む直前に出てくる崩壊した街のくだりは痺れます。あとミッドガルって『ブレードランナー2049』っぽい輪郭だったんだなといいますか。
 あと、ウェッジの眼が妙にキラキラしてるのが怖かった。
 今後も買うとおもいます。「ナナキ、戻りました〜」が聞きたいので。
 これのあとでオリジナルのFF7を三倍速でやったらミッドガルパートが2時間半で終わって笑いましたね。

ファイナルファンタジーVII リメイク - PS4

ファイナルファンタジーVII リメイク - PS4

  • 発売日: 2020/04/10
  • メディア: Video Game


ペルソナ5 ザ・ロイヤル(PS4

www.youtube.com

『ペルソナ』やるのは2の罰以来です。つきなみですが、隔世の感がありますね。
 これも多い。やることが多い。タスクが切れ目なく供給されるのは『あつまれ、どうぶつの森』の印象とも近くて、とにかく暇になるということがない。メメントスでレベリングしてるときくらいかな。そういう感覚って個人的にはソシャゲでとりあえずデイリーミッションをこなして石をもらうときの作業感にも近いです。ネガティブな意味ではなく。
 日本でもアメリカでもAAAタイトルのRPGはクリアまでのプレイ時間が100時間を超えるのが当たり前になっている昨今ですが、そうまでして膨らませたリソースの費やし方がそれぞれアメリカ(ロックスター)と日本(アトラス)で違うのは興味深くて、たぶんよく言われてることというか雑認識なんでしょうけれど、あっちのRPGは映画からの発展型で、日本のそれはアニメに由来しているのでしょう。単にカットシーンがアニメ的だったり映画的だったりするだけではなくて、セリフ回しだったりとかプロットそのものの語られ方だったりとか世界の質感とかキャラとか細かいシステム周りの積み重ねとか、諸々ぜんぶひっくるめての話。
 そういう意味ではFF7Rもかなりアニメっぽくて、かつては映画を志向して破綻した*1野村哲也の夢のあとさきって感じですね。
 あと、かすみと丸喜が「ロイヤル」で後付された新キャラであるとクリアしたあとで知ってかなりビビりました。かなり違和感なくシナリオに溶け込んでいたので。『ファイナルファンタジー・タクティクス』にクラウドをチャプター1から出してメインストーリーに絡ませるクラスの芸当じゃないでしょうか。かなりすごいことやってるとおもいます。
 姉ゲームオブザイヤー。100時間やらないといけないのでサントラが耳に残りまくる。

ペルソナ5 ザ・ロイヤル - PS4

ペルソナ5 ザ・ロイヤル - PS4

  • 発売日: 2019/10/31
  • メディア: Video Game


グノーシア(Swtich/PS Vita)

www.youtube.com


 PS Vita の末期を看取った話題作がついに Switch に登場。人狼系ループADVと聞くと誰しも思い出すのは名作『レイジングループ』だと思うのですが、ゲーム性は正反対。ド直球のノベルゲーである『レイジングループ』に対して、『グノーシア』は物語性のある『FTL: faster than light』といった印象。要するに麻雀なんですよ。リプレイ性のある秀抜なゲームは例外なく麻雀です。
 『グノーシア』で特筆すべきはそのリプレイのストレスのなさ。人狼部分の出来栄えが一人用人狼として相当出来がいいんですよね。ADVっぽいキャラ要素は的確におさえつつも、システマティックにできるとこで抜くとこは抜いているので、一プレイ毎のカロリーがちょうどいい。おかげでエンディングにたどりつくまでの百数十回のループが苦にならない。
 そして何より楽しい。一人用人狼っていうとステッパーズ・ストップの『絶対的人狼』とかみたいに情報増やしてロジックで完璧に詰められるようにしていくのかな、と想像していたんですが、やってみると意外なほど忠実に人狼の元のデザインをなぞっている。
 じゃあ、どこで推理要素をおぎなっているかというと、キャラなんですよ。各NPCキャラに人格やプレイスタイルが設定されている。その塩梅が実に絶妙なんです。いちいち「このキャラはこういう場面で明確にこんな行動を取りますよ」とは説明してくれないんですが、何度かやっていくうちにプレイヤー自身が「ああ、このキャラがこういう発言するってことはもしかして○○なんじゃないか」と、ぼんやり状況を類推できるようになる。各キャラクターが取る行動自体も、ストーリーで明かされるキャラの性格とマッチしていて「このヒトならこうするのも妥当だな」と納得感が高い。

 このプレイ体験の豊かさって、まさに人狼そのものなんですよ。
 人狼ってよく「メタ推理禁止」とか言われるじゃないですか。でも、特に内輪でプレイする場合ってどうしても「○○さんはああいう人だから……」という想像がつい働いてしまう。行動原理だけじゃなくて人徳とかそういうのも大いに絡んで、「初日に吊られがちなひと」みたいなポジションがなんとなしにできあがってしまうのもありますよね。
 ネット人狼を見ているとまるで論理パズルみたいな印象を受けますけれど、人狼って本質的にはパーティゲームなんですよ。*2
『グノーシア』がすばらしいのは、「論理パズル的推理スポーツとしての人狼」が否定してきた人狼ゲームの本性*3をすくいとることで、むしろロジカルになっているというところ。
 人間同士でやる場合にはその日の気分やら体調やら人間関係やらで、どうしても行動原理がブレがちですが、ゲームの場合はそこは揺らがない。それでいて、マンネリ化しない程度にはぼんやりしている。このバランスですよね。奇跡じゃないですか。
 
 そして、ストーリー部分もいい。人狼のルールをSF的な設定に変換しつつ、そのルールをちゃんと深いレベルで物語に落とし込んでいる。ネタバレになるので多くは語りませんが、トゥルーエンド*4でこれまでキャラごとに積み重ねられてきた設定と人狼独自のルールが見事に噛み合ってひとつの「解決編」を生んだのには感心させられました。『レイジングループ』に比肩する傑作であることは間違いないでしょう。


Life is Strange 2 (Steam/PS4/Xbox One

www.youtube.com

 突然さずかった超能力をテコに自分自身と世界の運命を狂わせていくフランス製(でも舞台はアメリカな)ADVシリーズ第二弾。いや、第一作目の前日譚を含めると第三弾か。
 前作での「能力」は「時間巻き戻し」だったのですが、今回は直球に「サイコキネシス」。時間操作はADVのストーリーテリングとの相性がわかりやすかったのですが、今回はどうなるかなとなかば危ぶんでいましたけれど、けっこういい。

 プロットの基本線としては、メキシコ系アメリカ人の兄弟がとある悲劇によって父を喪い、自分たちも警察に追われる事態となったことから、もともと住んでいたシアトルから父の故郷であるメキシコへと北米大陸を縦断するロードムービーです。
 アメリカで文学界を揺るがす騒動を巻き起こし*5、日本でも最近早川書房から邦訳されたジャニーン・カミンズの『夕陽の道を北へゆけ』ではメキシコからアメリカへ向かって脱出する母子が描かれていて、それはまさに一般的な通念として「悲惨な状況に中南米からアメリカに逃れる」移民の姿に重なっているわけですが、LIS2ではその通念の逆を突くこと*6で、「逃れたくなるほど悲惨なアメリカ」を立ち上がらせています。
 兄弟たちがチャプターごとに立ち寄る先も、ガソリンスタンド(エドワード・ホッパーを筆頭にアメリカの画家たちが描き続けていたモチーフ!)、モーテル、オレゴンのド田舎にある老人宅、カリフォルニアの違法大麻農園、ネヴァダ福音派の教会、アリゾナのコミュニティ、そして米僕の国境線、と実に「アメリカ」なロケーションばかり。ストーリー的にも主人公兄弟たちはそうした場所に潜むアメリカ的な抑圧に毎回対峙していくことになります。

 その抑圧と対決するためのエンターテイメント的な武器が兄弟の弟に与えられたサイコキネシス能力なのです。未熟な精神に不釣り合いなほど強力な力を持ってしまった弟を兄=プレイヤーとしてどう導き守っていくか、というデザインの中心に据えられていて、プレイヤーはその力を巡るジレンマ的状況における選択で悩んでいく。
 マイノリティにスーパーパワーをもたせることで読者にカタルシスと同時に問題意識を喚起させる手法は『X-MEN』の時代からまあまあ定番で、近年でも女性が放電能力を持ったことで男性との地位が逆転する『ザ・パワー』なんていう小説も人気を博しておりましたけれど、LIS2もその例に漏れません。
 その「力」を使うことでどういう影響が出て、どういう眼で見られ、使用者自身がどう考えるようになるのか。前作とは違ってやりなおしのきかない選択の連続が、ふたりの逃亡劇をよりヘビーにしていきます。そうして、行き着いたメキシコ国境で、プレイヤーは兄弟に力が与えられた意味を悟ることでしょうーーメタ的な意味で。

 本作においてプレイヤーに求められるのは揺らぐことない信念です。つまりは選択の一貫性。その場その場の感情で判断していると弟から「前にいってたことと違うじゃんか!」とキレられ、どんどん信用を失っていきます。これはクソみたいなアメリカから少年という名のイノセンスの灯火を運ぶ旅でもあります。
 あなたが救いたいのは弟なのか、自分なのか、世界なのか。前作とは様々な部分で異なりながらも、エッセンシャルな部分ではブレないドント・ノッド社の気概が伝わってきます。

 それにしても、Death Stranding といい、真正面からアメリカ論を語ろうとするゲームはなぜ非アメリカ製ものばかりなのでしょうかね。グレート・アメリカン・ゲームという概念があるのかどうかは知りませんけれど。


ライフ イズ ストレンジ 2 - PS4

ライフ イズ ストレンジ 2 - PS4

  • 発売日: 2020/03/26
  • メディア: Video Game

*1:オリジナル版のFF7のオープニングカットも今見るとかなり映画を意識しているのがわかる

*2:そもそも論理パズルと見た場合にはデザインにいくつもの欠陥があるし。

*3:わたしは全然観てないけれど、よくネット番組とかでやってる芸能人のリアル人狼がいちばん人狼コンテンツの売り方として正しい気がする。視聴する側が「キャラ」を楽しめるという点で。

*4:存在がわかりにくいですが、ちゃんとあります

*5:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200504-00010000-globeplus-int&p=2

*6:他に「アメリカ側からメキシコに亡命しようとする話」で真っ先に思い浮かぶのは(犯罪映画とかを除くと)『サウスパーク』だったりする

友人がうちにやって来たときに見せる用のアニメ6選

 あけましておめでとうございます。2083年も変わらぬご愛顧のほどをよろしくおねがいします。
 わたしが子どものころ、なぜかひとびとが極端に他人に会いたがらない時期がありまして、疫病のせいとも地球がうつ病にかかったせいともいわれましたが、とにかくまあ友人宅を行き来するのがはばかられました。御存知の通り、その後ジェフ・ベゾスイーロン・マスクが共同で発表したコピーロボットのおかげでフィジカルな接触はキャベツ繊維で覆われた人形に代理され、生殖も専ら試験管の中で行われるようになり、わたしたちはこうして一日中湿布を剥がして抽出したフェンタニルを舐めながらハッピーに生きているわけで、それはそれで愉快なのですが、しかし月の裏側で剛力彩芽のミイラを発見した呪いで死んだマスクはともかく、ベゾスは世界を救う前にやることがあったのではないでしょうか? 具体的には kindleバイスの改善とか? なんで150年も生きていていまだに1400兆ドルの資産の使いみちをあやまりつづけるのか?
 

 さて、人々がフィジカルな接触をまがりなりにも取り返したとき、まず再開したのは他人のうちにあがってアニメを見せ合う行為でした。
 他人の領域へ侵入し、アニメを上映するのは人間としての本性であり、人間が「殺し合うサル」に進化したのもアニメのせいであるというのはもはや定説です。
 アインシュタインはかつて「第三次世界大戦でどのような兵器が使われるかについては、わたしはわからない。しかし、第四次世界大戦で使われる兵器ならわかる。アニメだ」といいました。
 他人にアニメを見せる。すなわち、戦争です。相手の視界を支配し、思考を乗っ取り、その後の人生を決定的に変えてしまう。あのときあなたが『ゆゆ式』を、『あいまいみー』を、『キルミーベイベー』を見せなかったら今頃あの人も健在だったでしょうが、しかし変容した運命は、失われた未来はけして帰ってこない。
 わたしたちはそのような覚悟で家に招いた友人にアニメを見せあいます。血を伴わない啓蒙はありえません。革命には犠牲がつきものです。あなたが本心から友人を想い、その救済を願うのであれば。
 
以下、NetflixAmazon Prime Video、あるいは Youtube などで視聴できる作品(2020年5月現在)に限定しております。あとまあ色々過去記事とかぶってたり有名作しか紹介してなかったりしますが、主題が主題なので。


f:id:Monomane:20200504083505p:plain


1.『おかしなガムボール』S2EP8「ええっ、パパが仕事!?」

www.youtube.com
(本編途中まで公式で公開中。続きはアマプラやネトフリやGYAOなどで観られる)

・ネコの男の子ガムボールと金魚の男の子のダーウィンのきょうだい二人を中心としたスラップスティックなコメディ。
・「ええっ、パパが仕事!?」は、おっちょこちょいで無職で怠け者のリチャード(ガムボールのパパ)がひょんなことからピザ配達の職を得たことで宇宙の法則が乱れ、各地で異常気象や異常現象が多発する。しっかりものでちょっと強迫症っぽいママは宇宙の崩壊を止めるべく、パパに配達をやめさせようと車で飛び出すのだが……といった話。
・「ええっ、パパが仕事!?」っていうタイトルがすでにひどすぎていいですよね。いきなり22話から観てもパパがどういうキャラかが一発でわかる。
・10分そこそこで家庭の危機が宇宙の危機へと発展する壮大なSF。JGバラード以来のイギリス・ニューウェーブSFのひとつの達成といえる。いうだけならここは自由の国だぜ。
・ママからパパをクビにするように迫られた雇い主のピザ屋店員の「宇宙の法則を乱したからといって、クビにする理由にはならないよ!」は本作でも屈指の名台詞のひとつ。コンプライアンスの大切さを考えさせられます。

2.『リック・アンド・モーティ』S1S1「アドベンチャーのはじまり」(22分)

www.youtube.com
(番組トレイラー)

アメリカではもはやミレニアル世代の一般教養。*1ひとことで言うなら「邪悪な『ドラえもん』」。思春期に悶々とするダメ少年モーティと、その祖父で天才科学者のリックが異次元や宇宙へ繰り出してさまざまな冒険に挑む。といえば聞こえはいいが、七割くらいはリックによるモーティへの虐待である。*2
・第一話にはそのアニメのすべてが詰まっているとよく言われますが、『リック・アンド・モーティ』の第一話もまさにそれ。テンポよく繰り出される悪趣味なギャグの数々、自分の目的のためなら自分の孫すら冷酷に利用するリックの暴虐性、とにかく主体性がなく欲望ドリヴンで流されまくるモーティ少年のダメダメさ、非常に細かい引用ネタの数々、細部はめちゃくちゃなようで実にコントロールの効いたプロット……。
 なにより象徴的なのはラストにおけるリックの感動的なセリフでしょう。リックというキャラクターと、作品全体の品性をよくあらわしています。
・これを見せた人物から後日「あんなひどいアニメを見せるあんたはひどいひとだ」というクレームがつきました。でも、そのときわたしに『プリパラ』を見せたおまえのほうがよほどひどい蛮行を働いたのではないでしょうか。

3.『ミッドナイト・ゴスペル』S1EP2「士官とオオカミ」(20分)

www.youtube.com
(番組予告編)

・2010年代を代表するTVアニメ『アドベンチャー・タイム』を生み出したペンドルトン・ウォードがアドベンチャー・タイムの映画版制作をサボ……映画版制作の傍ら生み出したサイケデリックアヴァンギャルドアニメ。
・作り方がすごい特殊なんですよ。まず主人公の声を当てているコメディアンが数年前にやっていたポッドキャストだかラジオだかのインタビュー番組からゲストとのトークを抜き出して(400以上あるエピソードから10個を厳選)、それを九割五分残しながらアニメの世界観に馴染むように脚本へ起こす。で、コメディアンとゲスト本人にまた声をアテてもらう*3
 主人公役のコメディアンはともかく、ゲストのほうは薬物中毒やセックス中毒から脱しようとするセレブたちのリアリティ番組の司会で有名になった医師、元アル中の活動家兼作家、葬儀業界を革命しようとしているユーチューバー、悪魔崇拝に基づいて男児を殺害したとして逮捕され冤罪説も根強い元服役囚などなど日本ではまったく無名、アメリカでもそこまで馴染みのないであろう半分素人みたいな人々ばかり。
・なので、当然、演技にも慣れておらず、ときどき素で主人公の名前を主人公を演じているコメディアンの本名と呼び間違えたりする。そして、その素材をそのまま使ってしまう。これだけでもまさにカオス。
・さらにケイオティックなのがペンドルトン・ウォードのアニメーション。70年代テイストをリファインしつつ『アドベンチャー・タイム』のドラッギーな回を*4さらに濃縮したようなアヴァンギャルドな画や展開はもはやなにかをキメながらストーリーボードを描いたとしかおもわれません。
・基本的にアニメ部分ではアニメで、ヴォイスの部分のはヴォイスでそれぞれ乖離した感じで進んでいきます。が、観ていくうちに死やドラッグや瞑想についての語りが、シカとカバをかけあわせたようなイヌがピエロのおもちゃみたいな生物にとらわれて食肉工場で加工される風景や、ゾンビの大群を撃ちまくって大統領といっしょにホワイトハウスから脱出する場面や、脱獄しようとして永劫の死を繰り返す囚人の輪廻とシンクロしていくような不思議な感覚があり、そこがトリップ感につながります。映像ドラッグアニメのニューブラック、それが『ミッドナイト・ゴスペル』です。
・「士官とオオカミ」は、さっき言った「シカとカバをかけあわせたようなイヌがピエロのおもちゃみたいな生物にとらわれて食肉工場で加工される」エピソードなのですが、そのイヌみたいな生物が語る内容はアル中を経たアメリカ人女性作家の遍歴です。
・わかりやすさを取るならEP5 「喜びのせん滅」がオススメ。

4.『サウスパーク』S18EP6「フリーミアムは無料じゃない」

www.youtube.com
(公式プレビュー)

・おまえのために言う。ソシャゲをやめろ。いますぐスマホを置け。わからないなら、いいか、「フリーミアムは無料じゃない」を見ろ。FGOをやめろ。おまえのための思って見せているんだ。道徳教材なんだよ。『サウスパーク』は。

 

5.『レギュラーSHOW〜コりない2人〜』S1EP1「悪魔のジャン・ケン・ポン!」(11分)

www.youtube.com
(公式の本編フル)

・『おかしなガムボール』の「ええっ、パパが仕事!?」では10分で宇宙の次元へ達していましたが、毎回そのエスカレーションをやるコメディアニメが『レギュラーSHOW』です。ちょっとダメなアオカケスのモーデカイと社会生活不能レベルでダメなアライグマのリグビーが特に目的もなくダラダラと愉快に生きる様はひとびとに勇気と希望を与えてくれます。
・そのゆるいルックに反して実はギチギチに計算された作品でもあります。短い尺に配された伏線、キャラクター描写、状況や設定の壮大さ、話の面白さ、手仕舞いの切れ味、いずれも『レギュラーSHOW』は2010年代でも完成度ではトップクラスの短編連作アニメといえるでしょう。おなじく2010年代のカートゥーンネットワークの看板アニメ『アドベンチャー・タイム』や『スティーブン・ユニバース』と違って日本語版のDVDが出てない
のが残念。っていうか一時期はアメリカ版もセレクションしかなかった気がする。

6.『リラックマとカオルさん』S1EP3「梅雨」(11分)

www.youtube.com
(番組予告編)

・国民的人気IPリラックマを題材にして生きづらい社会人女性の深刻なリアルを描いたネトフリオリジナルストップモーションアニメ。
・「梅雨」は現代と怪談噺といえるでしょう。リラックマに生えたキノコを焼いて食べる場面もけっこうホラーなのですが、最大の恐怖でありサプライズはラスト一分半のあいだに詰まっています。これを観たらあなたは今後リラックマを純粋な眼で見ることはできなくなるでしょう。イノセンスの破壊。それがアニメ鑑賞の本質です。




出てるシーズンは全部買え。

*1:『エイス・グレード』を観ればわかる

*2:いちおうリックはリックなりに孫や家族への愛情はもっているのだが、根がクレイジーなので伝わらない

*3:例外は最終話。理由は観ればわかります。むしろこのための手法だったんだなと

*4:もともとATもドラッギーなアニメなんですが