名馬であれば馬のうち

読書、映画、ゲーム、その他。


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つくしあきひと『メイド・イン・アビス』1〜3

・後輩から押し貸しされたので読んだ。
・緻密に組んだ設定から話が湧き出ている。
・冒険行の末に行方不明となった母親を求めて奈落へ潜る、という『ハンターハンター』の母娘ヴァージョンみたいな話。そこに世界の秘密や相方の半ロボ少年のアイデンティティ探しが絡んできたり。一巻までは物語を牽引する謎が「母」と「ロボ少年の秘密」というありきたりでざっくりしたものしかないんだけれど、主人公の出生の秘密が明かされるあたりから急速にドラマが細分化されて面白くなる。
・神話的に、奈落の底の母親は死者じゃないといけないよなあ。