名馬であれば馬のうち

読書、映画、ゲーム、その他。


読書、映画、その他。


2012年11月の新刊

あけましておめでとうございます。
例のごとくソースは「悪漢と密偵」と「藤原編集室」より。

2日

円居晩『今出川ル・ヴォワール』講談社BOX
森健『インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?』河出文庫

7日

佐藤亜紀『小説のストラテジーちくま文庫
ヴィクトル・ユゴーレ・ミゼラブル1』ちくま文庫
丸谷才一『快楽としてのミステリー』ちくま文庫
東雅夫編 『世界幻想文学大全1 幻想文学入門』*1ちくま文庫
東雅夫編『世界幻想文学大全2 怪奇小説精華』ちくま文庫
マリオ・バルガス=リョサアンデスのリトゥーマ』岩波書店
『ベスト・アメリカン・短編ミステリ2012』DHC

8日

ジェイムズ・D・スタイン『不可能、不確定、不完全「できない」を証明する数学の力』ハヤカワ文庫NF
P・D・ジェイムズ高慢と偏見、そして殺人』*2ハヤカワ・ミステリ

12日

パヴェル・ブリッチ『夜な夜な天使は舞い降りる』*3東宣出版

15日

ヤン・マーテル『パイの物語 上下』竹書房文庫

19日

トレヴァー・ブラウン『メディカル・ファン 増補新装版』*4河出書房新社

20日

『現代ミステリ傑作選 18の罪』ヴィレッジブックス

21日

◯フェリクス・J・パルマ『宙の地図 上・下』ハヤカワ文庫NV
◯アイナール・トゥルコウスキィ 『おそろし山』*5河出書房新社 

22日

セルバンテス『新訳 ドン・キホーテ 上・下』彩流社
エリザベス・ボウエン『ボウエン幻想短篇集』*6国書刊行会

25日

◎ベアント・ブルンナー『月』*7白水社

29日

◯ケイト・アトキンソン『世界が終わるわけではなく』*8東京創元社

30日

フランク・ミラーホーリー・テラー』ヴィレッジブックス

31日

☆『I KILL GIANTS』IKKIコミックス

未定

飯沢耕太郎『フングス・マギクス 精選きのこ文学渉猟』東洋書林 
吉田健一『時間』青土社
吉田健一『変化』青土社 
小松美彦『生権力の歴史』青土社

*1:澁澤龍彦平井呈一紀田順一郎中井英夫倉橋由美子、ノディエ、ハーン、ラヴクラフト、カイヨワらのエッセー、幻想文学論を収録。

*2:ダーシーとエリザベスが結婚して暮らすペンバリー館で突如殺人事件が起きた。事件は一族の人々を巻き込み、波乱の法廷へ。ジェイン・オースティンの名作にミステリの新女王が挑んだ歴史的傑作。

*3:現代チェコ文学の一翼を担う若手作家パヴェル・ブリッチ初訳作品。天使が語る日常のファンタジー

*4:〈パン・エキゾチカ〉「パンクでキュートな自傷系包帯少女」 のマエストロが描き、21世紀少女達の心の叫びをみごとに象徴し、絶大な支持を得た〈ゴシック・ロリータ〉 のバイブル。

*5:だれも登ったことがなく、これからも登りそうにない、おどろおどろしい山。前人未踏の道を行くものだけが知る孤独と愉悦。独自の世界を切り開く作家による最新作。

*6:20世紀最高の女性作家エリザベス・ボウエンの作品の中から、選りすぐりの幻想譚17篇と、自身の創作観を述べたエッセイ4篇を収録。

*7:今なお多くの謎を秘める月を、13の切り口から古今東西の文化や科学的発見の歴史を通じて概観する。図版多数。

*8:ウイットブレッド賞作家が紡ぐ、読者を時空の歪みに誘い込むような奇妙な味の短編集。