名馬であれば馬のうち

読書、映画、その他。


読書、映画、その他。


2012年7月の新刊

5日

阿部和重クエーサーと13番目の柱』講談社
冲方丁『OUT OF CONTROL』ハヤカワ文庫JA

6日

神林長平『ぼくらは都市を愛していた』
レーモン・クノー『棒・数字・文字』月曜社

8日

岡崎京子の仕事集』文藝春秋

10日

アンデルセンアンデルセン童話集 上下』文春文庫*2
由良君美『椿説泰西浪曼派文学談義』 *3平凡社ライブラリー
カール・マルクス共産主義者宣言』平凡社ライブラリー
イーユン・リー『黄金の少年、エメラルドの少女』*4河出書房新社
北村薫『謎の部屋 謎のギャラリー』*5ちくま文庫

12日

◯フリードリヒ・デュレンマット『失脚/巫女の死 デュレンマット傑作選』*6光文社古典新訳文庫
津原泰水『猫ノ眼時計』筑摩書房

13日

杉浦日向子『新装版 入浴の女王』講談社文庫 
佐々木中『晰子の君の諸問題』河出書房新社

15日

フリオ・コルタサル『秘密の武器』岩波文庫

18日

田中ロミオ人類は衰退しました(7)』*7ガガガ文庫 
荒山徹『砕かれざるもの』講談社
サーシャ・ソコロフ『犬と狼のはざまで』河出書房新社
森晶麿『東京・オブ・ザ・キャット』PHP研究所
雀野日名子終末の鳥人間』光文社

19日

ロイド・シェファード『闇と影 上・下』*8ハヤカワ・ミステリ文庫 
伊藤計劃円城塔小川一水・他『THE FUTURE IS JAPANESE』早川書房 
ジョナサン・ワイナー『寿命一〇〇〇年 長命科学の最先端』早川書房 

20日

△A・J・A・シモンズ『コルヴォーを探して』*9早川書房 竹竹本健治『かくも水深き不在』 新潮社

21日

アランナ・ナイト『エジンバラの古い柩』*10創元推理文庫
ルイジ・ピランデッロピランデッロ短編集 カオス・シチリア物語』*11白水社 

23日

ノースロップ・フライ『ダブル・ヴィジョン 宗教における言語と意味』

25日

レオ・ペルッツ『夜毎に石の橋の下で』*12国書刊行会
△アントワーヌ・ヴォロディーヌ『無力な天使たち』*13国書刊行会
野崎六助山田風太郎・降臨 忍法帖と明治伝奇小説以前』*14青弓社

27日

泡坂妻夫泡坂妻夫引退公演』東京創元社

31日

柳下毅一郎『新世紀読書大全 書評1990-2010』洋泉社
綿矢りさ『ひらいて』新潮社

未定

山田風太郎』別冊太陽編集部編*15平凡社
小川洋子『とにかく散歩いたしましょう』毎日新聞社
宮本常一『生きていく民俗』河出文庫  
中村文則『銃』河出文庫

所感

・まず積んでる新刊を読みましょう。
・ハヤカワ・ミステリと創元推理文庫の海外新作を無条件にリスト入りさせるのをやめた。
・山風解説本が二つも。野六に山風というイメージはあんまりないけど。
・25日の国書が熱い。
・森晶麿の仕事スピードが新人離れしてる。
・『芦屋家の崩壊』がちくま文庫へ。新潮社と何かあったのか。

*1: リヴィエラのホテルから若いフランス人の男と人妻が突然駆落ちをする。事件の賛否をめぐって激しい議論が起こり、イギリス貴族の未亡人が弁護にまわる。この謎を中心に、或る貴婦人の情熱の24時間を描く代表作。他に 「或る職業が思いがけなくわかった話」 「圧迫」 の2篇を収録

*2:荒俣宏

*3:「すこしイギリス文学を面白いものにしてみよう」。伝説の知性が幻想文学から絵画や音楽までをも渉猟した最初の著作、待望の再刊。解説=高山宏

*4:代理母をテーマにした衝撃の話題作 「獄」、愛と孤独を深く切なく描く表題作など珠玉の9篇。O・ヘンリー賞受賞作2篇収録。

*5:不可思議な異世界へ誘う作品から本格ミステリまで、「豚の島の女王」 「猫じゃ猫じゃ」 「小鳥の歌声」 など17篇。宮部みゆきとの対談付き。

*6:地球の中心へと驀進する通勤列車……痛烈な皮肉と警告に満ちた 「トンネル」、粛正の恐怖に支配された会議室で政治局の面々が決死の心理戦を繰り広げる 「失脚」 など、20世紀欧州の巨星が遺した鬼気迫る4編を、気鋭の独文学者の新訳で贈る。増本浩子訳

*7:絵師交代後初

*8:1811年12月、ロンドン郊外のラトクリフ街道で起きた一家惨殺事件。犯罪史上に残る怪事件の真相と、その裏に潜む意外な物語を描く話題作。

*9:20世紀初頭の大作家らに絶賛された奇書 『ハドリアヌス七世』 の著者コルヴォー男爵。知人からコルヴォーの著作を譲り受けた著者は、背徳にまみれたこの偽男爵の数奇な一生に迫る――実験的評伝。

*10:舞台はヴィクトリア朝エジンバラ。やもめの警部補と義理の息子の新米医師が、奇妙な殺人事件と城壁に隠された柩の謎を追う。事件に隠された、英国史を覆す大胆な真相とは?

*11:〈エクス・リブリス・クラシックス〉 タヴィアーニ兄弟の映画 「カオス・シチリア物語」 の原作を中心に、シチリアの風土と結びついた寓話性の高い作品を収録。

*12:神聖ローマ皇帝ルドルフ2世時代のプラハを舞台に、皇帝、ユダヤ人の豪商とその妻、死刑囚、宮廷貴族、武将、錬金術師、道化、芸人、画家らが様々な物語を織りなす連作短篇集にして幻想歴史小説の傑作

*13:フランスSF界からデビューし、その後ジャンルに納まらず、実験的な作風で知られるヴォロディーヌ。政治性と想像力、リアリズムと幻想性の同居である 「ポスト・エキゾティシズム」 を唱える作家の代表作。

*14:忍法帖シリーズや明治伝奇ものなどで一世を風靡し、根強い人気をもつ山田風太郎。デビューした敗戦直後から1960年代半ばまでの探偵小説時代の作品群を読み解いて、その魅力を掘り起こし、いまだ知られざる奇才・風太郎の全体像に迫る。

*15:〈別冊太陽 日本のこころ〉 奇想天外なおもしろさで一世を風靡した忍法帖シリーズ、ミステリや時代小説、伝奇小説などの小説世界と、膨大な日記やエッセイなどを紹介。戦中戦後を生きた作家の生きざまに豊富な図版資料で迫る。