名馬であれば馬のうち

読書、映画、その他。


読書、映画、その他。


8月の読書まとめ

81+漫画40。不朽の名作的古典作ばかり読んでていまさら挙げるのがためらわれる作品ばかりなんで、どうしようか。

自宅にて急逝 (ハヤカワ・ミステリ 492)

自宅にて急逝 (ハヤカワ・ミステリ 492)

配置の美しさ。ブランドの小説的センスは最大瞬間風速だけとると(裏表紙で比べられてる)クリスティをはるかに上回るものがある。たぶんキチガイを扱う巧さというか、繊細さの違い。

ヴァレンタインズ (エクス・リブリス)

ヴァレンタインズ (エクス・リブリス)

オースター賞を獲得した短編作家の短篇集。
アイスランド出身だからって別にアイスランドばかり書いてるわけじゃない。けど、なぜだか冷たく、つきはなすような話ばかり。

宮原龍雄探偵小説選 (論創ミステリ叢書)

宮原龍雄探偵小説選 (論創ミステリ叢書)

佐賀のヴァン・ダイン

宇宙飛行士オモン・ラー (群像社ライブラリー)

宇宙飛行士オモン・ラー (群像社ライブラリー)

グッバイ、レーニン!』という映画にですね、東ドイツで育った息子が西側に亡命して幸せな家庭を築いている父親のもとを訪れるシーンがあるんですが、その息子と、父親の前歴を知らない後妻の子が二人で一緒にクレイ・アニメを観賞するんですよ。
西ドイツの息子はアニメの主人公である宇宙飛行士をさして「アストロノートだ」と言う。で、東ドイツ側の息子は「僕の国では『コスモノート』と言うんだ」と呟く。
その哀しさがね、いいんだ。
旧共産圏と宇宙が絡む話にハズレはないのです。