名馬であれば馬のうち

読書、映画、その他。


読書、映画、その他。


2011年9月の新刊

1日

菊地秀行魔界都市ビジトゥール 幻工師ギリス』祥伝社 

2日

ジャック・カーリイ『ブラッド・ブラザー』文春文庫
ダニエル・デフォーロビンソン・クルーソー河出文庫
久生十蘭『パノラマニア十蘭』河出文庫▲再録
ジェイムズ・ヒルトン『失われた地平線』*1河出文庫▲再文庫化

6日

鶴見俊輔森毅池内紀安野光雅『ちくま哲学の森1 生きる技術』ちくま文庫 

7日

ジョン・オースティン『ゾンビの作法』太田出版

8日

歌野晶午『密室殺人ゲーム・マニアックス』講談社ノベルス
鳥飼否宇『物の怪』講談社ノベルス  
倉阪鬼一郎五色沼黄緑館藍紫館多重殺人』講談社ノベルス
トム・フランクリン 『ねじれた文字、ねじれた路』*2ハヤカワ・ミステリ文庫
サラ・パレツキー『ウィンター・ビート』 ハヤカワ・ミステリ文庫
ジャネット・ウィンターソン 『オレンジだけが果物じゃない*3白水Uブックス
ファビオ・ジェーダ 『海にはワニがいる』*4早川書房

10日

フランソワ・チェン 『ティエンイの物語』*5みすず書房

13日

西澤保彦スナッチ光文社文庫文庫落ち
ヴィアン『うたかたの日々』光文社古典新訳文庫▲再文庫化
ウラジーミル・ナボコフ 『カメラ・オブスクーラ』光文社古典新訳文庫

15日

フィリップ・カー『変わらざるもの』PHP文芸文庫 
永井寛志『魔法少女のくせになまいきだ。』スマッシュ文庫
福田和代『ヒポクラテスのため息』実業之日本社 
ジャン・トゥーレ 『ようこそ、自殺用品専門店へ』*6武田ランダムハウスジャパン

16日

大崎梢『平台がおまちかね』創元推理文庫
有栖川有栖『真夜中の探偵』講談社
アダム・ファウアー『心理学的にありえない』文藝春秋
ティツィアーノ・スカルパ 『スターバト・マーテル*7河出書房新社 

19日

東川篤哉『早く名探偵になりたい』光文社 

20日

アナ・キャンベル『キャプティブ オブ シン』二見文庫ザ・ミステリ・コレクション
ローレンス・ブロック『ヒット・アンド・ラン』二見文庫ザ・ミステリ・コレクション
ジョン・ラファリー『別名S・S・ヴァン・ダイン*8国書刊行会

22日

S・J・ボルトン『三つの秘文字 上下』*9創元推理文庫
フェイ・ケラーマン『木星の骨』*10創元推理文庫
貴志祐介 『狐火の家』角川文庫 
エラリー・クイーン『レーン最後の事件』角川文庫▲新訳
ヴィンシュルス『ピノキオ』*11小学館集英社プロダクション 
間宮緑『塔の中の女』講談社 
山田風太郎ベストコレクション 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽』*12角川文庫▲再文庫化
山田風太郎ベストコレクション 『夜よりほかに聴くものもなし』*13角川文庫▲再文庫化

25日

ジャック・ヴァンス 『奇跡なす者たち』*14国書刊行会

26日

初野晴『千年ジュリエット』 角川書店 
長島槇子『吉原純情ありんす国』*15早川書房 
月村了衛『機龍警察 自爆条項』早川書房 
ミゲル・ニコレリス『越境する脳』*16早川書房 

27日

宮部みゆき『おまえさん 上下』講談社 

28日

ポール・オースター『幻影の書』新潮文庫文庫落ち
野谷文昭編『日本の作家が語る ボルヘスとわたし』 *17岩波書店

30日

S・J・ローザン『シャンハイ・ムーン』創元推理文庫
森谷明子『れんげ野原のまんなかで』創元推理文庫
『時間はだれも待ってくれない 21世紀東欧SF・ファンタスチカ傑作集』東京創元社
月原渉『世界が終わる灯』*18東京創元社
深水黎一郎『人間の尊厳と八〇〇メートル』東京創元社

未定

円城塔『これはペンです』新潮社 
佐々木譲『警官の条件』新潮社 
籐真千歳『スワロウテイル幼形成熟の終わり』ハヤカワ文庫JA
スティーグ・ラーソン『ミレニアム(1) ドラゴン・タトゥーの女』ハヤカワ・ミステリ文庫▲文庫落ち
ポール・キャスリン『英国庭園殺人事件』扶桑社ミステリー 
水原秀策『左足の虹』PHP研究所
津本陽『大和忍法帖PHP研究所 
長嶋有『安全な妄想』平凡社 
ジョージ・ソウンダース 『短くも恐ろしいフィルの君臨』角川書店 
東雅夫 『ヴィジュアル版 クトゥルー神話FILE』学習研究社
芦辺拓『黄金夢幻城殺人事件』原書房 
奥泉光『地の鳥 天の魚群』幻戯書房 
山口雅也『狩場(カリヴァ)最悪の航海記』文藝春秋
グレッグ・イーガンプランク・ダイヴ』ハヤカワ文庫SF
直井明『スパイ小説の背景』論創社 

未定・創元推理文庫復刊フェア

ウィリアム・アイリッシュ 『ニューヨーク・ブルース』
F・W・クロフツサウサンプトンの殺人』
ジュリアン・シモンズ 『コナン・ドイル
ロナルド・A・ノックス 『陸橋殺人事件』
クレイグ・ライス 『マローン殺し』
アレイスター・クロウリー 『ムーンチャイルド』
アーサー・マッケン 『怪奇クラブ』
ジョン・ウィンダム 『時間の種』
ブライアン・W・オールディス 『グレイベアド』
フレドリック・ブラウン 『73光年の妖怪』

*1:ユートピア小説不老不死の人々が住むという、地球最後の楽園、シャングリラ。かの地に不時着した英国人外交官の運命は……冒険小説の決定版、待望の新訳で登場! 映画化もされた著者の代表作で大ロングセラー。

*2:周囲に白眼視され孤独に生きる修理工ラリーは、ある事件を契機に疎遠だった少年時代の親友、人種も境遇も超えて友情を育んだサイラスと再会するが……。エドガー賞受賞作家が贈る感動のミステリ。

*3:イギリスの女流作家ジャネット・ウィンターソン、ウィットブレッド賞受賞の処女作。陰うつな空気をはらむイギリス北部の産業都市に育ったジャネットは、聡明かつ反抗的な孤児だった。福音主義教会に心身を捧げる養母の家に育ち、物心ついたころには宗教的標語の縫い取りを覚え、キリストのために小さなタンバリンを振るようになっていた。しかし新進の宣教師として成長するにつれ、そして自分の「異端的」性行動を受け入れていくにつれ、彼女の、神を主役にした奇妙なその一家の均衡は崩れる…。

*4:世界一寿命が短い国、アフガニスタン。母は10歳のエナヤットを連れて隣国へ逃れた。だがその母も姿を消した時、5つの国境を越える少年の孤独で遥かな旅が始まった──イタリア発、実話に基づくベストセラー。

*5:日中戦争から文革まで、激動の中国とフランスを舞台に主人公の画家と親友と恋人の運命を滔々と描く感動の長編小説。フェミナ賞受賞作。

*6:老舗の 「自殺用品専門店」 に大問題発生。店を営む超ネガティブ一家に、無邪気な明るい赤ちゃんが誕生、明るく健やかに育った彼は 「自殺用品専門店」の商品を次々に 「自殺できない用品」 に変えていってしまう。厄介者の末っ子のせいで訪れた経営危機に、家族は頭を悩ますことに。

*7:18世紀ヴェネツィアを舞台に孤児を預かる養育院に赴任したヴィヴァルディとそこで暮らす天才少女との葛藤を描き、『四季』 誕生の謎にも迫る話題作。イタリア最高の文学賞ストレーガ賞受賞。

*8:メリカ探偵小説草創期に強烈な輝きを放ち、消えていった巨星ヴァン・ダインの実像を明らかにし、内外のミステリ・ファンに衝撃をあたえた傑作伝記。MWA最優秀評論評伝賞受賞作。

*9:ルーン文字を刻まれ、心臓をえぐられた死体に隠された忌まわしい陰謀とは。欧米各国で活躍中、MWA賞受賞の新鋭がシェトランドの伝説をもとに描く、英国ミステリの傑作!

*10:ピーター・デッカー&リナ・ラザラス・シリーズ 11作目

*11:BD

*12:ある午後、アパート 「人間荘」 に引っ越してきた私は、押し入れの奥から一冊の厚いノートを見つけた。この部屋の歴代の入居者が書きのこしていったものらしい。そこに記録された謎めいた物語に引き込まれた私は……。

*13:五十過ぎまで東京で刑事生活一筋に生きてきた八坂刑事。そんな自分の人生に一抹の虚しさを感じ、それぞれの犯罪に特異な事情を認めながらも、それでも今日もまた新たな手錠を掛けてゆく。心にしみる刑事ミステリ。

*14:独特のユーモアで彩られた、魅力あふれる異郷描写で熱狂的なファンを持つ巨匠ヴァンス、浅倉久志編による初のベスト・コレクション。異星を舞台に壮絶な咒法合戦を繰り広げる表題作からヒューゴーネビュラ賞受賞作 「最後の城」、名作 「月の蛾」 まで全8篇収録

*15:遊女の失踪や不可解な心中──表の華やかな姿とはうらはらに廓の裏で今日も起こるどす黒い事件に、15歳の花魁の見習いおぼろが「隠密ごっこ」と称して挑む。「幽」怪談文学賞受賞作家の新境地。

*16:ハヤカワ・ポピュラー・サイエンスサルの脳に電極を刺してロボットアームを思考で動かす実験の成功は世界を驚倒させた。それを可能にしたニコレリス博士自らが説き語る、身体の枷を飛び越え、無限の可能性を秘めた先端研究の全貌

*17:日本の人気作家陣――川上弘美多和田葉子奥泉光小野正嗣星野智幸平野啓一郎辻原登高橋源一郎荻野アンナ、吉田文憲――実作者として、また一読者として、ボルヘスを読み解き、魅力あふれることばで語る。ボルヘス・ファンにも、難解なイメージゆえこれまで近寄れなかった人にも、恰好のボルヘス案内。

*18:ニュージーランドの山間を走る長距離寝台列車。走行中という密室状態で凄惨な殺人事件が起こる。さらに列車内で次々と起こる、不可解な出来事の真相は? 本格ミステリ