名馬であれば馬のうち

読書、映画、ゲーム、その他。


読書、映画、その他。


今週のトップ5

8月に観た新作映画短観

新しい順。 『君の名は。』(新海誠監督) 「君の名は。」予告 いったい我々の前に何度立ちはだかってくるのだ川村元気(と市川南)。 こういう系は、主観的な心象世界にどれだけ観客を巻き込めるかにかかっていて、すくなくともそれには成功してるんじゃな…

今週のトップ5:『ゼロヴィル』、『ワイルド・ギャンブル』、『デッドプール』、『サウスポー』、『神様メール』、『夢酔独言』、『マコちゃんのリップクリーム』、『ごっつぁんです』、『ドリフターズ』五巻、『おかか』二巻

スティーヴ・エリクソン『ゼロヴィル』 ゼロヴィル作者: スティーヴ・エリクソン,柴田元幸出版社/メーカー: 白水社発売日: 2016/02/27メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る おもしろすぎて何を言えばいいのかすらわからない。 アンナ・ボーデ…

今週のトップ5:『ヘイル、シーザー!』、『マクベス』、『ドン・キホーテの消息』、『大転落』、『日曜はあこがれの国』、『ザ・カルテル』、『ナイト・スリーパーズ』、『殿、利息でござる』

思い出せるだけ。 コーエン兄弟『ヘイル、シーザー!』 映画『ヘイル、シーザー!』予告編 シネアスト讃歌。 ところでコーエン兄弟のコメディを下に見る人達の気持ちがよくわからなくて、だってフツーに面白くない? 無駄に豪華でハイクオリティだけど、その…

今週のトップ5:『リック・アンド・モーティ』、『アノマリサ』、『シビルウォー』、『ロブスター』、『さざなみ』、『ミラクル・ニール!』、『天声ジングル』発売、『貴婦人として死す』読書会

『ズートピア』バブルも一段落ついたので、ぼちぼち通常営業に戻ります。 ダン・ハーモン、ジャスティン・ロイランド『リック・アンド・モーティ』 『コミ・カレ!(Community)』のダン・ハーモンと、その愛弟子ジャスティン・ロイランドがクリエーターを務…

今週のトップ5:『レヴェナント』、『ズートピア』、『ズートピア』、『ズートピア』、『ズートピア』

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督『レヴェナント』映画「レヴェナント:蘇えりし者」坂本龍一さん音楽版予告 イニャリトゥは大して好きでもなかったんだけど、さすがに大した映画だと驚かざるを得ない。万物のアルケーはクマである。――『レヴェナ…

今週のトップ5:『バットマン vs スーパーマン』、『ドリームホーム』、『マジカル・ガール』、『砂上の法廷』、「Georgia」、アニメ『くまみこ』第一話

ルーシー・シュローダー「GeorGia」(Vance Joy) www.youtube.com 「Riptide」以外未見だったヴァンス・ジョイのMVを回っていて見つけた叙述トリックもの。 仕掛け自体はありがちなんだけど、むしろどんでん返しの後が良くて、まるで「そういうもの」に感情…

今週のトップ5:『卑しい肉体』、『ニューヨーカー誌の世界』第五話、『くまみこ』、『ボブとデイヴィッドと』、『ナイト・ビフォア』、『成果』、脱走して死んだシマウマ

読書会までに『涙香迷宮』読めなかったショックで気力がわかない。 イーヴリン・ウォー『卑しい肉体』 " title="卑しい肉体">卑しい肉体作者: イーヴリン・ウォー,大久保譲出版社/メーカー: KADOKAWA / 中経出版発売日: 2013/03/14メディア: Kindle版この商…

今週のトップ5:『戦争は女の顔をしていない』、『アーロと少年』、『リリーのすべて』、『ビッグデータ・ベースボール』、『殺人を無罪にする方法』、『サンキュー・スモーキング』 

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』 戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)作者: スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ,三浦みどり出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/02/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を…

今週のトップ5:『ハウス・オブ・カード』シーズン3&4、『バタード・バスタード・ベースボール』、『愛しのグランマ』、『Punch Club』、『セッション』、『マネー・ショート 華麗なる逆転』

『ハウス・オブ・カード』シーズン3&4 シーズン3はまるごと回り道みたいな話で、ロビン・ライト演じる奥さんが前に出てきたぶん、彼女の心理的不安定さがドラマを不合理に乱していた。『ハウス・オブ・カード』も人気シリーズ化に伴う足踏みグダグダ化を…

今週のトップ5: 『ハウス・オブ・カード』Netflix配信開始、「Moth to the Flame」 、『マネー・ショート』、『ズートピア』全米公開、『ロデリック』発売、「Kiddy Pool Dreams」

今週は特に何もしなかった。 Chairlift「Moth to the Flame」(『MOTH』) Chairlift - Moth to the Flame (Audio) なぜMVを作らないのか。 Chairlift のMVといえば分岐未来ものSFっぽい「Met Before」が好きです。 Chairlift - Met Before もちろん、「I be…

今週のトップ5:『ヘイトフル・エイト』、『キャロル』、『劇場版探偵オペラミルキィホームズ』、『サタデー・ナイト・ライブ/アダム・ドライバー回』、『スティーブ・ジョブズ』、ベルリン国際映画祭

クエンティン・タランティーノ監督『ヘイトフル・エイト』 『ヘイトフル・エイト』本予告 南北戦争の傷もまだ癒えきらない時代のワイオミングで、 雪中の小屋に閉じこめられた個性豊かな八人の面々が織りなす丁々発止の会話劇。 タランティーノということで…

今週のトップ5:『サウルの息子』、『レモン畑の吸血鬼』、『スティーブ・ジョブス』、『SHERLOCK 呪われた花嫁』、ウンベルト・エーコ、アニメを全部観た人

ネメシュ・ラーズロー『サウルの息子』 映画『サウルの息子』予告編 絶滅収容所は、親衛隊が中心となって運営されていたが、その末端で働かされたのは、収容されたユダヤ人のなかから選ばれたユダヤ人特別労務班員であった。このユダヤ人特別労務班員(「ゾ…

今週のトップ5:『第三の魔弾』、『世紀の空売り』、『死刑台のエレベーター』、本格ミステリ大賞評論賞部門、『キャロル』、『Empire』

レオ・ペルッツ『第三の魔弾』 第三の魔弾 (白水Uブックス)作者: レオ・ペルッツ,前川道介出版社/メーカー: 白水社発売日: 2015/07/08メディア: 新書この商品を含むブログ (3件) を見る 呪いめいた予言の出てくる話が好きだ。たぶんシェイクスピアによって植…

今週のトップ5

1.ジェームズ・ポンソルト監督『人生はローリングストーン』 DVD『人生はローリングストーン』1月27日発売! アメリカにデイヴィッド・フォスター・ウォレスという小説家がいた。一九六二年生まれだから、町田康やチャック・パラニュークなどと同い年で、パ…