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名馬であれば馬のうち

読書、映画、その他。


読書、映画、その他。


ビル・コンドン版『美女と野獣』の感想

聞くところによればディズニーは長編アニメから十数作ほどを対象に実写リメイクする予定であるらしい。九十年代のいわゆるディズニー・ルネッサンス期の名作群からも『リトル・マーメイド』や『ライオン・キング』、『アラジン』といった顔ぶれが待機作とし…

『モアナ』はいかにしてプリンセスという名の呪縛に打ち克ったか

*公開初日かつコンセプトの話が主なのでストーリーの話はほぼしてませんが、「こういうオチにはならない」と明かしている点においてはネタバレです。 モアナ「あのね、わたしはプリンセスじゃない。族長の娘だよ」 マウイ「いいや、プリンセスだね。ドレス…

My life as a pipe:『ファインディング・ドリー』のパイプについて

枕 『ズートピア』のDVDが届きました。 『ドリー』のパイプの話を思い出しました。 当記事は『ファインディング・ドリー』の重要なネタバレに触れています。っていうか、もう公開から一ヵ月以上経ってるだろが 「ファインディング・ドリー」日本語吹替版予告…

『ファインディング・ニモ』のドリーは本当に記憶障害なのか。

本記事の概要 『ファインディング・ニモ』に出てくるやたら忘れっぽいナンヨウハギのドリーが記憶障害(健忘症)なのかについて検証した英語記事の翻訳。 前説 『ファインディング・ドリー』を観て、「『ニモ』のときのドリーの忘れっぽさは単なるキャラづけ…

ディズニーのキツネ史:『ピノキオ』から『ズートピア』まで/後編

proxia.hateblo.jp からのつづき。『ズートピア』他のネタバレを含みます。 ズートピア (ディズニーアニメ小説版)作者: スーザン・フランシス,橘高弓枝出版社/メーカー: 偕成社発売日: 2016/04/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見…

ディズニーのキツネ史:『ピノキオ』から『ズートピア』まで/前編

目次 目次 Twentieth Century Foxes in Disney 1930年代:ディズニーのキツネ前史 「キツネ狩り」(The Fox Hunt、1931年、ウィルフレッド・ジャクソン監督) 「ドナルドのきつね狩り」(The Fox Hunt、1938年、ベン・シャープスティーン監督) 1940年代:「…

『ズートピア』の制作史、および『ズートピア』のテーマは「差別」であるのか?

当ブログの最新記事一覧が『ズートピア』で埋め尽くされてて『乙嫁語り』のパリヤさん顔で「うへえ」となりそうな今日このごろですが、もうちょっとだけ『ズートピア』の話をしたいと思います。 今回はズートピアの制作過程について、です。ガイドブックや各…

『ズートピア』におけるハードコア反復/伏線芸のすべて

TLで『ズートピア』鑑賞済み人数が『マッドマックス:FR』並に達した(肌感覚)のでそろそろ『ズートピア』のネタバレをしてもいいんじゃないかと思った。 そういうわけで、本記事は『ズートピア』の重大なネタバレを多数含んでいます。 っていうか基本的に…

日本語で読める『ズートピア』のインタビュー記事の一覧

主な人物 バイロン・ハワード(監督*1 Director & ストーリー Story) リッチ・ムーア(監督 Director & ストーリー Story) ジャレド・ブッシュ(共同監督 Co-Director & 脚本 Screenplay & ストーリー Story) クラーク・スペンサー(プロデューサー Prod…

今週のトップ5:『レヴェナント』、『ズートピア』、『ズートピア』、『ズートピア』、『ズートピア』

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督『レヴェナント』映画「レヴェナント:蘇えりし者」坂本龍一さん音楽版予告 イニャリトゥは大して好きでもなかったんだけど、さすがに大した映画だと驚かざるを得ない。万物のアルケーはクマである。――『レヴェナ…

『ズートピア』スタッフインタビュー記事翻訳:監督編

逐語訳でも完訳でもない。 原文:http://www.slashfilm.com/zootopia-directors-interview/インタビュイー: リッチ・ムーア(監督) バイロン・ハワード(監督)インタビュアー: ピーター・サイレッタ スパイ映画だった『ズートピア』 ハワード:まずはじ…

『ズートピア』スタッフインタビュー記事翻訳:脚本家、プロデューサー編

逐語訳でも完訳でもない。 原文:http://www.slashfilm.com/zootopia-writers-interview/インタビュイー: ジャレド・ブッシュ(共同監督、ストーリー、脚本) フィル・ジョンストン(ストーリー、脚本) クラーク・スペンサー(プロデューサー)インタビュ…

今週のトップ5:『戦争は女の顔をしていない』、『アーロと少年』、『リリーのすべて』、『ビッグデータ・ベースボール』、『殺人を無罪にする方法』、『サンキュー・スモーキング』 

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』 戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)作者: スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ,三浦みどり出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/02/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を…